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EAのバックテストレポートとは|損益・PF・DD・取引回数の見方

EAファンクラブ

EAのバックテストレポートとは、過去データを使ってEAを検証した結果を確認するための資料です。

バックテストレポートには、総損益、PF、ドローダウン、取引回数、勝率、平均利益、平均損失、最大利益、最大損失、資金曲線、取引履歴など、EAの検証結果を読むための指標が表示されます。

ただし、バックテストレポートは最終損益だけを見ればよいものではありません。検証期間、銘柄、時間足、スプレッド、setファイル、取引履歴、Expertsログ、Journalログをあわせて確認することで、EAがどの条件でどう動いたかを整理できます。

この記事では、EAのバックテストレポートの基本と、損益・PF・DD・取引回数を見る時の確認ポイントを整理します。さらに、ナンピンEA、GOLD / XAUUSD、複数ロジックEA、EAログとの照合、相談前に整理する資料まで含めて確認します。

なお、この記事はバックテストレポートの意味と確認方法を整理するための内容です。売買判断、推奨ロット、推奨銘柄、推奨エントリー、利益保証を行う内容ではありません。

この記事で確認すること

確認項目内容EA検証で関係する場面
バックテストレポートEAを過去データで検証した結果です。EA導入前、設定比較、検証記録で確認します。
損益検証期間中の利益と損失です。総損益、総利益、総損失を確認します。
PF総利益と総損失の比率です。損益構造を見るために確認します。
DDドローダウンの略で、資金の落ち込みです。最大DD、資金曲線、有効証拠金を確認します。
取引回数検証期間中に発生した取引数です。結果の母数として確認します。
取引履歴注文、約定、決済の記録です。レポート上の結果とEAログを照合します。
setファイルEAのinput設定を保存したファイルです。同じ条件で再検証する時に必要です。
ExpertsログEA内部の判定、注文、決済、エラーの記録です。発注理由・見送り理由・決済理由を確認します。

EAのバックテストレポートとは

EAのバックテストレポートとは、MT4 / MT5などでEAを過去データに対して動かした結果をまとめた資料です。

レポートには、損益、取引回数、PF、ドローダウン、勝率、平均利益、平均損失など、EA検証で使う指標が表示されます。レポートを見ることで、指定した期間・銘柄・時間足・setファイルのもとで、EAがどのような損益推移になったかを確認できます。

一方で、バックテストレポートだけでは、EA内部の判定理由、発注見送り理由、スプレッドブロック、外部連携エラー、リアル運用時の約定差までは確認しきれません。必要に応じて、取引履歴、Expertsログ、Journalログ、Testerログも確認します。

項目意味確認ポイント
総損益検証期間全体の損益です。単独で判断せず、DDや取引回数とあわせて確認します。
総利益利益取引の合計です。PFの分子になります。
総損失損失取引の合計です。PFの分母になります。
PF総利益と総損失の比率です。損益構造を見る指標です。
最大DD資金の最大落ち込みです。リスク確認で重要です。
取引回数検証中に発生した取引数です。検証結果の母数として確認します。
勝率利益で終わった取引の割合です。平均利益・平均損失とあわせて確認します。
平均損益1回あたりの平均的な利益・損失です。勝率だけでは見えない損益幅を確認します。

レポートに表示される情報と表示されない情報

バックテストレポートには、損益や統計情報が表示されます。ただし、EAがなぜ注文したのか、なぜ注文しなかったのか、どの条件で決済したのかは、レポートだけでは分からない場合があります。

そのため、レポートで全体像を確認し、取引履歴で個別注文を確認し、ExpertsログやJournalログで処理理由を確認する流れにすると、EAの動作を整理しやすくなります。

確認資料確認できること確認しにくいこと
バックテストレポート損益、PF、DD、勝率、取引回数などの集計値発注見送り理由や内部判定の詳細
取引履歴注文時刻、決済時刻、ロット、価格、損益注文前に見送った条件
ExpertsログEA内部の判定、注文結果、エラー、決済理由テスター環境側のエラー
Journalログ端末側、テスター側、環境側の情報EA内部の詳細なロジック判断
setファイルinput設定、ロット、時間帯、フィルター条件実行時のログ結果

バックテストレポートとリアル運用ログを分けて確認する

バックテストレポートでは、損益、PF、最大ドローダウン、取引回数、勝率、取引履歴などを確認できます。ただし、レポートの数値だけでは、リアル運用時の発注見送り、スプレッド拡大、約定差、通信環境、外部連携の失敗までは判断できません。

バックテストレポートで見る項目リアル運用で追加確認する項目
損益、PF、最大DD、取引回数Expertsログ、Journalログ、発注見送り理由
エントリー価格、決済価格、取引履歴約定価格、スリッページ、手数料、スワップ
検証期間、スプレッド、setファイルリアル口座の銘柄仕様、サーバー時間、口座タイプ
バックテスト上の結果実チャート上の挙動、通知、外部連携、VPS稼働状態

バックテストとリアル運用の違いを確認する場合は、MT5でバックテストとリアル運用の違いを確認することを確認してください。

検証条件や最適化結果を開発・運用記録として残す場合は、MQL5バックテスト実務ノートも参考になります。

最終損益だけで判断しない

バックテストレポートを見る時は、最終損益だけでEAを判断しないことが重要です。

最終的に利益で終わっていても、途中で大きなドローダウンがあったり、取引回数が少なすぎたり、特定期間だけに利益が偏っていたりする場合があります。

また、損益額はロットや初期証拠金によって大きく見え方が変わります。固定ロットなのか、複利なのか、ナンピンでロットが増えているのかを確認しないと、レポートの損益だけではリスクを把握できません。

見落としやすい項目確認する理由注意点
最大DD途中でどれだけ資金が落ち込んだか確認します。最終利益だけでは見えません。
取引回数結果の母数を確認します。少数取引では結果が偏る場合があります。
資金曲線残高や有効証拠金の推移を確認します。急落、長期停滞、回復期間を確認します。
平均利益 / 平均損失1回あたりの損益幅を確認します。勝率だけでは分かりません。
取引履歴どのように注文・決済されたか確認します。EAログと照合します。
ロット推移注文ごとのロット変化を確認します。複利・ナンピン・マーチン設定に注意します。

損益で確認すること

バックテストレポートの損益では、総損益だけでなく、総利益、総損失、平均利益、平均損失、最大利益、最大損失を分けて確認します。

総利益が大きくても、少数の大きな利益取引だけに依存している場合があります。総損失が小さく見えても、テスト期間が短い、損失が発生しにくい相場だけを選んでいる、または損切りがまだ発生していないだけの場合もあります。

損益項目内容確認ポイント
総損益検証期間全体の利益または損失です。他の指標とあわせて確認します。
総利益利益で終わった取引の合計です。少数の大きな利益に依存していないか確認します。
総損失損失で終わった取引の合計です。大きな損失が集中していないか確認します。
平均利益利益取引1回あたりの平均利益です。利益幅を確認します。
平均損失損失取引1回あたりの平均損失です。損失幅を確認します。
最大利益1回あたりの最大利益です。一部取引に依存していないか確認します。
最大損失1回あたりの最大損失です。急落や大きなSL決済がないか確認します。

PFで確認すること

PFは、総利益と総損失の比率を見る指標です。

PFが高く見える場合でも、取引回数が少ない、最大DDが大きい、含み損が大きい、特定期間だけに偏っている場合があります。

PFは便利な指標ですが、単独では判断しません。PFが高い理由が、安定した損益構造によるものなのか、たまたま大きな利益取引が入っただけなのかを確認する必要があります。

確認項目内容注意点
PF総利益 ÷ 総損失の比率です。単独では判断しません。
総利益PFの分子です。一部の大きな利益に偏っていないか確認します。
総損失PFの分母です。損失が少なすぎる期間だけで見ていないか確認します。
取引回数PFの信頼性に関係します。少数取引ではPFが偏る場合があります。
最大DDPFだけでは見えない資金落ち込みです。PFと必ずあわせて確認します。
平均損益勝ち負け1回あたりの損益幅です。PFの中身を確認する材料になります。

PFを比較する時の注意点

PFを比較する時は、同じEA、同じ銘柄、同じ時間足、同じ検証期間、同じスプレッド条件で比較することが基本です。条件が違うPFを横並びで見ても、何が結果に影響したのか分かりにくくなります。

また、PFが高くても取引回数が少ない場合は、数回の利益取引に影響されている可能性があります。PFは、取引回数、最大DD、平均利益、平均損失、損益グラフとあわせて確認してください。

比較条件固定する内容理由
EA比較検証期間、銘柄、時間足、スプレッドEA差以外の影響を減らすため
set比較EA本体、銘柄、時間足、期間、スプレッド設定差の影響を確認するため
期間比較EA、set、銘柄、時間足、スプレッド相場局面による差を見るため
スプレッド比較EA、set、銘柄、時間足、期間取引コスト耐性を見るため

DDで確認すること

DDはドローダウンの略で、資金が高い地点からどれだけ落ち込んだかを確認するための指標です。

EA検証では、最大DD、残高ベースのDD、有効証拠金ベースのDD、含み損を分けて確認します。

最終的に利益で終わっていても、途中で大きなDDが発生している場合、実運用では心理的・資金的に継続しにくい可能性があります。特にナンピンEAやグリッドEAでは、決済前の含み損を確認してください。

DD項目内容確認ポイント
最大DD検証期間中の最大資金落ち込みです。リスク確認で重要です。
残高DD決済済み損益を反映した残高の落ち込みです。未決済の含み損を反映しない場合があります。
有効証拠金DD含み損益を反映した資金落ち込みです。運用中の資金負担を確認しやすいです。
最大含み損未決済ポジションの最大損失です。ナンピンEAや複数ポジションEAで重要です。
回復期間DDから資金が戻るまでの期間です。長期停滞がないか確認します。
DD発生箇所どの取引や相場局面で落ち込んだかを確認します。取引履歴とEAログで照合します。

残高DDと有効証拠金DDを分けて見る

ドローダウンを見る時は、決済済み損益を基準にした残高の落ち込みと、未決済の含み損益を含む有効証拠金の落ち込みを分けて確認します。

ナンピンEAや複数ポジションEAでは、最終的に決済されて利益で終わっていても、保有中に大きな含み損を抱えていることがあります。この場合、残高だけでは運用中のリスクを把握しにくくなります。

DDの種類確認内容注意点
残高DD決済済み損益を反映した残高の落ち込み含み損は反映されない場合があります。
有効証拠金DD未決済ポジションの含み損益を含む落ち込み運用中の資金負担を確認しやすいです。
最大含み損保有中に抱えた最大の含み損ナンピンEAでは特に重要です。
DD回復期間落ち込みから回復するまでの期間長期停滞の確認に使います。

取引回数で確認すること

取引回数は、バックテスト結果を見る時の重要な母数です。

取引回数が少ない場合、数回の勝ち負けでPFや勝率が大きく変わります。取引回数が多い場合でも、特定期間や特定方向に偏っていないかを確認します。

取引回数の状態見方注意点
取引回数が少ない結果が偏りやすい状態です。検証期間や条件を追加確認します。
取引回数が多い検証材料が多い状態です。DD、損益分布、期間偏りも確認します。
特定期間に集中一部の相場だけで取引している状態です。別期間でも確認します。
BUY / SELLに偏る片方向の取引が多い状態です。相場変化時の挙動を確認します。
特定ロジックに偏る複数ロジックの一部だけが取引している状態です。マジックナンバーやLogic IDで確認します。
途中で止まる一定期間以降に取引が出ていない状態です。時間条件、認証、エラー、データ不足を確認します。

期間別に取引回数を確認する

取引回数は、検証期間全体の合計だけでなく、期間別にも確認すると有効です。ある期間だけ取引が集中している場合、EAが特定相場に強く依存している可能性があります。

取引回数が極端に少ない場合は、条件が厳しすぎる、期間が短い、稼働時間や曜日制限が強すぎる、スプレッド制限で止まっている、ヒストリーデータが不足しているなどの可能性があります。

確認方法見る内容切り分け
月別確認月ごとの取引回数特定月だけに偏っていないか見る
相場局面別確認トレンド・レンジ・高ボラ期間の回数得意不得意を確認する
BUY / SELL別確認方向別の取引回数片方向に偏っていないか見る
時間帯別確認取引が多い時間帯稼働時間制限やスプレッド影響を見る
ロジック別確認複数ロジックEAの取引数一部ロジックだけが動いていないか見る

勝率と平均損益もあわせて確認する

バックテストレポートでは、勝率だけでなく、平均利益、平均損失、最大利益、最大損失もあわせて確認します。

勝率が高くても、1回あたりの損失が大きい場合は、少ない負けで資金が大きく落ち込むことがあります。

反対に、勝率が低くても平均利益が平均損失より大きいロジックでは、損益バランスが成立する場合があります。勝率は、PF、平均損益、最大DD、取引回数と組み合わせて確認してください。

確認項目意味確認ポイント
勝率全取引のうち利益で終わった割合です。取引回数と損益幅をあわせて確認します。
平均利益利益取引1回あたりの平均利益です。利益幅が小さすぎないか確認します。
平均損失損失取引1回あたりの平均損失です。損失幅が大きすぎないか確認します。
最大利益1回あたりの最大利益です。一部の取引に依存していないか確認します。
最大損失1回あたりの最大損失です。急落やSL決済の影響を確認します。
損益比平均利益と平均損失のバランスです。勝率だけでは見えない構造を確認します。

資金曲線で確認すること

資金曲線は、バックテスト期間中の残高や有効証拠金の推移を見るための情報です。

最終的に利益で終わっていても、途中で大きく落ち込む、長く停滞する、一部期間だけ急に伸びる場合があります。

グラフを見る時は、右肩上がりかどうかだけではなく、どの期間に伸びたのか、どの期間で落ち込んだのか、最大DD後にどの程度の期間で回復したのかを確認してください。

資金曲線の状態確認すること注意点
なだらかに推移大きな急落がないか確認します。取引回数や期間も見ます。
急落があるどの取引で落ち込んだか確認します。取引履歴とclose_reasonを照合します。
長期停滞がある回復までの期間を確認します。運用中の負担として確認します。
一部期間だけ伸びる特定相場に依存していないか確認します。別期間でも検証します。
有効証拠金が大きく低下含み損を抱えていないか確認します。ナンピンEAで特に重要です。
途中から取引が止まるエラーや条件不成立で停止していないか確認します。ExpertsログとTesterログを確認します。

取引履歴とレポートを照合する

バックテストレポートの数値を見るだけでなく、取引履歴も確認します。

どの取引が利益を出したのか、どの取引でDDが大きくなったのか、どの時間帯に注文が集中しているのかを確認することで、レポートの意味を読みやすくなります。

照合項目確認内容使う情報
大きな利益どの取引で利益が出たか確認します。取引履歴、entry_reason、close_reason
大きな損失どの取引で損失が出たか確認します。取引履歴、SL、内部決済、ロスカット
DD発生箇所資金が落ち込んだ期間を確認します。資金曲線、取引履歴、含み損
取引集中特定時間帯や特定方向に偏っていないか確認します。注文時刻、BUY / SELL、稼働時間
ロジック別結果複数ロジックごとの結果を確認します。マジックナンバー、Logic ID、ticket
決済理由TP、SL、時間決済、トレーリングなどを確認します。close_reason、exit_reason、Expertsログ

setファイルと検証条件を保存する

バックテストレポートは、使用したsetファイルや検証条件とセットで保存します。

同じEAでも、銘柄、時間足、期間、スプレッド、初期残高、ロット設定、EAバージョンが変わると、バックテストレポートの結果も変わる場合があります。

あとから結果を比較する場合や、開発・改修・サポート相談を行う場合は、レポートだけでなく、テスト条件を再現できる情報を残してください。

保存項目保存する内容目的
EA名使用したEA名です。対象EAを特定します。
EAバージョン使用したEAの版です。仕様違いを防ぎます。
銘柄USDJPY、EURUSD、GOLD / XAUUSDなどです。銘柄条件を記録します。
時間足M1、M5、M15、H1などです。EAの判定周期と照合します。
検証期間開始日と終了日です。相場期間を記録します。
スプレッド条件固定、変動、現在値などです。取引コスト条件を記録します。
setファイルEAの設定値です。同じ条件で再確認するために保存します。
レポートバックテスト結果です。損益やDDを後から確認します。
ログExpertsログ、Journalログ、Testerログです。処理理由やエラー確認に使います。

ナンピンEAで見るバックテストレポート

ナンピンEAでは、最終損益や勝率だけでなく、最大DD、最大含み損、最大ポジション数、追加ロット、平均建値、バスケット決済を確認します。

最終的に利益で終わっている場合でも、途中で大きな含み損を抱えている可能性があります。ナンピンEAやグリッドEAでは、残高グラフだけではなく、有効証拠金、最大保有数、最大含み損を確認してください。

確認項目内容注意点
最大ポジション数同時に保有した最大本数です。証拠金維持率とあわせて確認します。
最大含み損未決済中に抱えた損失です。最終損益だけでは見えにくいです。
追加ロットナンピン時のロットです。倍率式では急に増える場合があります。
平均建値複数ポジションの平均価格です。バスケット決済の基準として確認します。
バスケット損益複数ポジション全体の損益です。単体取引ではなく全体で確認します。
証拠金維持率口座の資金余力です。ロスカット条件に近づいていないか確認します。
最大保有時間ポジションをどれだけ長く保有したかです。スワップや週またぎリスクを確認します。

GOLD / XAUUSDで見るバックテストレポート

GOLD / XAUUSDでは、通貨ペアと同じ感覚でバックテストレポートを読まないことが重要です。

値幅、スプレッド、tick value、契約サイズ、point、digitsの影響により、同じロットや同じSL / TPでも損益やDDの見え方が変わる場合があります。

特に、pointとpipsの単位混同、スプレッド条件、StopLevel、契約サイズの違いは、レポートの損益やDDに影響します。GOLD / XAUUSDのEA検証では、銘柄仕様とsetファイルを必ず確認してください。

確認項目注意点見る情報
値幅短時間で大きく動く場合があります。平均利益、平均損失、最大損失
スプレッド時間帯により広がる場合があります。スプレッド条件、取引履歴
point / digits設定値の単位を混同しやすい項目です。SL / TP、ナンピン幅、ログ
tick value最小変動あたりの損益に関係します。ロット別損益、最大DD
証拠金必要証拠金が通貨ペアと異なる場合があります。証拠金維持率、最大ポジション数
取引時間ブローカーごとに休止時間が異なる場合があります。取引履歴、Journalログ

EAログと照合する

バックテストレポートだけでは、EAがなぜ注文したか、なぜ注文しなかったか、なぜ決済したかが分かりにくい場合があります。

そのため、Expertsログ、Journalログ、取引履歴をあわせて確認します。

EAログを見る時は、レポート上で大きな損益が発生した時刻、最大DD付近、取引が急に止まった時刻、注文エラーが出た時刻を起点に確認すると原因を追いやすくなります。

確認対象確認する内容主なログ項目
エントリー理由どの条件で注文したかを確認します。entry_reason、signal、gate、score
発注見送りなぜ注文しなかったかを確認します。entry_skip、spread_block、time_block
注文結果注文が成立したかを確認します。order_send、retcode、fill_price
決済理由なぜポジションを閉じたかを確認します。close_reason、exit_reason、trail_update
リスク制御証拠金やDDで止まっていないか確認します。risk_block、margin_level、floating_pl
外部連携通知やCSV出力などが関係していないか確認します。webrequest、notify、csv_export

ログ照合の実務手順

EAログと照合する時は、レポートの大きな利益、大きな損失、最大DD付近、取引が止まった期間を起点に確認します。すべてのログを最初から読むより、確認対象の時刻を絞る方が原因を追いやすくなります。

手順確認内容見る資料
1レポートで大きな損益やDD発生箇所を確認するバックテストレポート、グラフ
2該当時刻の取引を確認する取引履歴
3発注前の条件判定を確認するExpertsログ
4注文結果やエラーを確認するExpertsログ、Journalログ
5決済理由を確認するclose_reason、exit_reason、取引履歴
6setファイルとinput設定を照合するsetファイル、テスター設定

確認順

順番確認項目確認内容
1検証条件EA名、バージョン、銘柄、時間足、期間、スプレッドを確認します。
2setファイル使用したEA設定を保存します。
3総損益検証期間全体の利益または損失を確認します。
4PF総利益と総損失の比率を確認します。
5最大DD資金の最大落ち込みを確認します。
6取引回数結果の母数を確認します。
7取引履歴注文、約定、決済、損益を確認します。
8EAログentry_reason、entry_skip、close_reasonを確認します。
9リアル運用との差スプレッド、約定、サーバー時間、外部連携を確認します。

実務チェック表

チェック項目確認内容
バックテストレポートを保存した検証結果を後から確認できるようにします。
検証条件を保存したEA名、バージョン、銘柄、時間足、期間、スプレッドを記録します。
setファイルを保存した使用したEA設定を再現できるようにします。
総損益を確認した利益または損失の全体結果を確認します。
PFを確認した総利益と総損失の比率を確認します。
最大DDを確認した資金の最大落ち込みを確認します。
取引回数を確認した結果の母数が十分か確認します。
平均利益と平均損失を確認した勝率だけでは見えない損益幅を確認します。
取引履歴を確認した注文、約定、決済、損益を確認します。
EAログと照合したentry_reason、entry_skip、close_reasonを確認します。
ナンピンEAでは最大含み損を確認した最終損益だけでは見えない保有中リスクを確認します。
共有資料に機密情報を含めていない口座番号、パスワード、APIキー、Webhook URLを伏せます。

相談前に整理する資料

バックテストレポートについて相談する場合は、レポート画像だけでなく、再現条件とログを整理してください。特に、EA名、バージョン、setファイル、銘柄、時間足、期間、スプレッド、初期証拠金が不足していると、同じ条件で確認できません。

資料内容注意点
バックテストレポート損益、PF、DD、取引回数、履歴検証条件とセットで保存します。
setファイルinput設定一式Webhook URLやAPIキーが含まれる場合は伏せます。
テスター設定銘柄、時間足、期間、モデル、スプレッドスクリーンショットまたはメモで残します。
ExpertsログEA内部の判定、注文、決済、エラー対象時刻周辺を中心に整理します。
Journalログ端末・環境側のログEA外のエラー確認に使います。
確認したい内容PF、DD、注文エラー、取引回数など相談目的を明確にします。

口座番号、パスワード、APIキー、Webhook URL、個人情報は共有しないでください。必要な資料と送らない資料を分けることで、安全に確認を進めやすくなります。

よくある質問

EAのバックテストレポートとは何ですか?

EAのバックテストレポートとは、過去データを使ってEAを検証した結果を確認するための資料です。損益、PF、DD、取引回数、勝率、取引履歴などを確認します。

バックテストレポートでは最初に何を見ればよいですか?

総損益だけでなく、検証期間、銘柄、時間足、スプレッド、PF、最大DD、取引回数、取引履歴、setファイルをあわせて確認します。

PFが高ければ良い結果ですか?

PFが高いことは確認材料の一つですが、それだけでは判断できません。最大DD、取引回数、資金曲線、平均利益、平均損失、検証期間も確認してください。

DDとは何ですか?

DDはドローダウンの略で、資金が高い地点からどれだけ落ち込んだかを示す指標です。EA検証では最大DDや有効証拠金ベースの落ち込みを確認します。

取引回数が少ないバックテストは注意が必要ですか?

注意が必要です。取引回数が少ない場合、数回の取引でPFや勝率が大きく変わるため、検証期間や取引条件を追加確認してください。

バックテストレポートだけ見れば十分ですか?

十分とは限りません。取引履歴、Expertsログ、Journalログ、setファイル、検証条件をあわせて確認すると、EAがどの条件で動いたかを把握しやすくなります。

GOLD / XAUUSDのレポートは通貨ペアと同じ見方でよいですか?

同じ見方だけでは不十分です。GOLD / XAUUSDでは、値幅、スプレッド、契約サイズ、tick value、point、digits、必要証拠金が通貨ペアと異なる場合があります。ロット、SL / TP、DD、最大含み損を必ず確認してください。

ナンピンEAのバックテストレポートでは何を見ますか?

最終損益だけでなく、最大ポジション数、最大含み損、追加ロット、平均建値、バスケット損益、証拠金維持率を確認します。途中の保有リスクが大きい場合があります。

関連ページ

関連ページ確認目的
FX用語辞典EA・MT4/MT5を使う前に確認したいFX用語全体を確認します。
バックテストとはバックテストレポートを読む前提となる検証条件を確認します。
PFとは総利益と総損失の比率を確認する基本用語を確認します。
勝率とは利益回数だけで判断せず、PFやDDとあわせて確認します。
ドローダウンとはバックテストや運用中に確認する資金の落ち込みを確認します。
EAの取引履歴とはバックテストレポートの取引回数、注文、決済履歴を確認します。

まとめ

EAのバックテストレポートは、過去データでEAを検証した結果を確認するための資料です。

レポートでは、総損益だけでなく、PF、最大DD、取引回数、勝率、平均利益、平均損失、資金曲線、取引履歴を確認します。

特にナンピンEA、GOLD / XAUUSD、複数ロジックEAでは、最大含み損、最大ポジション数、証拠金維持率、マジックナンバー、取引履歴、EAログをあわせて確認することが重要です。

バックテスト結果は将来の結果を保証するものではありません。実運用前には、デモ環境や検証環境で、setファイル、Expertsログ、Journalログ、取引履歴、検証条件を保存して確認してください。

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