コピーEAを依頼する前に整理すること
コピーEAの作成や改修を依頼する前には、コピー元、コピー先、対象口座、対象銘柄、マジックナンバー、ロット調整、決済同期、VPS環境、ログ確認を分けて整理しておくことが重要です。
コピーEAは、コピー元で発生した注文や決済を、コピー先のMT4/MT5環境へ反映するための補助ツールです。通常の単体EAとは異なり、コピー元とコピー先の両方で、口座環境、ブローカー仕様、銘柄名、ロット制限、約定条件、通信環境、ログを確認する必要があります。
この記事では、コピーEAを依頼する前に整理したい項目を、コピー構成、コピー元、コピー先、対象注文、マジックナンバー、銘柄名、ロット変換、決済同期、複数コピー先、VPS運用、ログ確認、送信しない情報、関連ページに分けてまとめます。
なお、この記事はMT4/MT5、MQL4/MQL5、コピーEA、口座間コピー、ロット調整、決済同期、導入確認、検証補助、開発依頼前整理を目的とした技術記事です。投資助言、売買指示、相場予測、利益保証、勝率保証、損失回避保証、推奨ロット、推奨銘柄、推奨エントリー、特定ブローカー誘導を目的としたものではありません。
コピーEAで最初に整理すること
コピーEAを依頼する前に、まずコピー構成を整理します。コピー元が1口座なのか、コピー先が1口座なのか、複数コピー先があるのか、手動注文もコピーするのか、EA注文だけをコピーするのかで仕様が変わります。
| 最初に整理する項目 | 確認する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| コピー方向 | コピー元からコピー先へ一方向でコピーするのか確認します。 | 双方向コピーは誤同期リスクがあるため、通常は慎重な設計が必要です。 |
| コピー元 | コピー元MT4/MT5、口座、ブローカー、対象銘柄を確認します。 | コピー元の注文・決済が基準になります。 |
| コピー先 | コピー先MT4/MT5、口座、ブローカー、対象銘柄を確認します。 | ロット制限、銘柄名、スプレッド、約定条件を確認します。 |
| コピー対象 | 手動注文、EA注文、特定Magic Number、特定銘柄などを確認します。 | 対象範囲を曖昧にすると、不要な注文までコピーされる可能性があります。 |
| ロット調整 | 同一ロット、倍率、固定ロット、口座別倍率などを確認します。 | 推奨ロットではなく、依頼者が指定する変換方式として整理します。 |
| 決済同期 | コピー元決済時にコピー先も決済するか確認します。 | 部分決済、手動決済、全決済、逆指値決済の扱いも確認します。 |
| 稼働環境 | 同一PC、同一VPS、別VPS、複数MT5端末などを確認します。 | ファイル連携、通信遅延、権限、再起動後の復帰に影響します。 |
コピーEAの基本構成
コピーEAでは、コピー元側をMaster、コピー先側をSlaveとして整理することが多くあります。Master側で注文や決済の変化を検出し、Slave側でコピー先口座へ反映します。
構成を決める時は、1つのコピー元から1つのコピー先へコピーするのか、1つのコピー元から複数のコピー先へコピーするのか、コピー先ごとにロット倍率や対象Magic Numberを分けるのかを整理します。
| 構成 | 内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 1対1コピー | 1つのコピー元から1つのコピー先へコピーします。 | 最も基本的な構成です。まずこの形で仕様を整理すると確認しやすくなります。 |
| 1対多コピー | 1つのコピー元から複数のコピー先へコピーします。 | コピー先ごとのロット倍率、銘柄名、決済同期、稼働状態を分けて確認します。 |
| Magic別コピー | 特定Magic Numberの注文だけをコピーします。 | コピー元EAが複数ある場合に、対象EAを分けやすくなります。 |
| 銘柄別コピー | 特定銘柄のみ、または銘柄ごとにコピー設定を分けます。 | GOLD、XAUUSD、USDJPYなど、銘柄名差異も確認します。 |
| 手動注文コピー | 手動で入れた注文もコピー対象にします。 | 手動注文の識別方法、Magic Numberなし注文の扱いを決めます。 |
| EA注文のみコピー | EAが出した注文だけをコピーします。 | Magic Number、コメント、銘柄でコピー対象を絞ります。 |
| 決済専用同期 | 既存ポジションの決済だけを同期します。 | 新規注文コピーを行うか、決済だけを行うかを分けます。 |
コピー元で整理すること
コピー元は、コピーEAが注文や決済の変化を検出する側です。どの注文をコピー対象にするのか、どのタイミングでコピー先へ反映するのかを決めるために、コピー元側の情報を整理します。
| コピー元の確認項目 | 整理する内容 | 補足 |
|---|---|---|
| MT4 / MT5の別 | コピー元がMT4かMT5かを確認します。 | MT4とMT5では注文・ポジション管理が異なります。 |
| 口座情報 | デモ/リアル、Hedging/Netting、ブローカー、サーバーを確認します。 | 口座番号の全桁やログイン情報は共有しないでください。 |
| 対象銘柄 | コピー対象にする銘柄を確認します。 | 銘柄名、suffix、小数点桁、取引時間を確認します。 |
| 対象注文 | 手動注文、EA注文、Magic Number別、コメント別などを確認します。 | コピー対象外の注文を巻き込まないようにします。 |
| 発注検出 | 新規注文、追加注文、部分決済、全決済の検出方法を整理します。 | 大量注文時や同時決済時の扱いも確認します。 |
| 変更検出 | SL/TP変更、ロット変更、コメント変更、保有ポジション変化を確認します。 | どこまでコピー先へ反映するかを決めます。 |
| ログ | コピー元側で検出した注文・決済・エラーを記録します。 | コピーされない原因を追うために重要です。 |
コピー先で整理すること
コピー先は、コピー元の注文や決済を受け取り、実際に注文・決済を行う側です。コピー元と同じ条件で発注できるとは限らないため、コピー先側の口座仕様を確認します。
| コピー先の確認項目 | 整理する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| MT4 / MT5の別 | コピー先がMT4かMT5かを確認します。 | 異なるプラットフォーム間コピーでは追加設計が必要です。 |
| 口座タイプ | Hedging / Netting、デモ/リアル、ブローカーを確認します。 | Netting口座ではポジションの扱いが変わる場合があります。 |
| 銘柄名 | コピー元と同じ銘柄名か、suffixがあるか確認します。 | XAUUSD、GOLD、XAUUSDmicroなど、銘柄名変換が必要な場合があります。 |
| 最小ロット・ロット刻み | min lot、max lot、lot stepを確認します。 | コピー元ロットをそのまま使えない場合があります。 |
| 取引時間 | コピー先で発注できる時間を確認します。 | コピー元が取引可能でも、コピー先が取引不可の場合があります。 |
| スプレッド・約定 | スプレッド、スリッページ、約定拒否、リクオートを確認します。 | コピー結果の完全一致は保証できません。 |
| 発注失敗時 | 再試行するか、見送るか、通知するか、ログだけ残すかを決めます。 | 無限リトライや過剰通知を避けます。 |
コピー対象注文を決める
コピーEAでは、どの注文をコピー対象にするかを明確にする必要があります。すべての注文をコピーするのか、特定銘柄だけか、特定Magic Numberだけか、手動注文を含めるかで仕様が変わります。
| コピー対象 | 内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 全注文 | コピー元の全注文をコピー対象にします。 | 不要な注文までコピーされないか注意します。 |
| 手動注文のみ | Magic Numberなし、または手動注文として扱う注文をコピーします。 | 手動注文の識別方法を決めます。 |
| EA注文のみ | 特定EAが発注した注文だけをコピーします。 | Magic Number、コメント、銘柄で絞ることがあります。 |
| Magic Number別 | 指定Magic Numberだけをコピー対象にします。 | 複数EA運用では特に重要です。 |
| 銘柄別 | GOLDのみ、USDJPYのみなど、銘柄でコピー対象を分けます。 | suffixやブローカー別銘柄名を確認します。 |
| 方向別 | BUYのみ、SELLのみ、両方向などを指定します。 | 片方向だけコピーする場合、決済同期も確認します。 |
| ロット範囲別 | 一定ロット以上/以下だけをコピーするなどの条件を指定します。 | 特殊条件のため、ログで理由を追えるようにします。 |
マジックナンバーで整理すること
Magic Numberは、EAが管理する注文を識別するための番号です。コピーEAでは、どのMagic Numberをコピー対象にするか、コピー先でMagic Numberをどう付けるかを整理します。
| 項目 | 整理する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| コピー元Magic | コピー対象にするMagic Numberを指定します。 | 複数EAを使う場合は、EAごとに番号を確認します。 |
| 手動注文 | Magic Numberなし注文をコピー対象にするか確認します。 | 手動注文を含める場合、誤コピーに注意します。 |
| コピー先Magic | コピー先で付けるMagic Numberを決めます。 | コピー先側で他EAと重複しないようにします。 |
| Magic変換 | コピー元Magicをそのまま使うか、コピー先用に変換するか確認します。 | コピー先で管理しやすい番号にする場合があります。 |
| Magic別ロット | Magic Numberごとに倍率や固定ロットを分けるか確認します。 | 複数ロジックEAでは重要です。 |
| Magic別除外 | コピーしないMagic Numberを指定します。 | 検証用EAや手動調整EAを除外する場合に使います。 |
銘柄名・シンボル名を整理する
コピー元とコピー先で銘柄名が同じとは限りません。コピーEAでは、コピー元のシンボル名をコピー先のシンボル名へどのように変換するかを整理します。
たとえば、コピー元がXAUUSDで、コピー先がGOLD、XAUUSDmicro、XAUUSD.などの場合、シンボル変換ルールが必要になる場合があります。
| 確認項目 | 整理する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 同一シンボル | コピー元とコピー先が同じ銘柄名か確認します。 | 同じ表示名でも仕様が違う場合があります。 |
| suffix | 末尾に .m、pro、micro などが付くか確認します。 | 自動変換するか、手動設定にするかを決めます。 |
| 別名シンボル | XAUUSDとGOLDなど、名前が異なる銘柄を紐づけます。 | 対応表を作ると確認しやすくなります。 |
| 小数点桁 | digits、point、tick sizeを確認します。 | SL/TPや許容スリッページに影響します。 |
| 取引時間 | コピー先シンボルが取引可能な時間を確認します。 | 取引時間外の注文は失敗します。 |
| 銘柄仕様 | 最小ロット、ロットステップ、stops levelなどを確認します。 | コピー先発注の成否に影響します。 |
ロット調整で整理すること
コピーEAでは、コピー元のロットをコピー先でどのように変換するかを決めます。同一ロット、倍率、固定ロット、口座別倍率、Magic別倍率など、方式を明確にしてください。
ロット倍率は、コピー先の発注数量を計算するための技術設定です。特定の倍率やロットを推奨するものではありません。
| ロット方式 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 同一ロット | コピー元と同じロットでコピーします。 | コピー先の最小ロット・最大ロットに注意します。 |
| 倍率方式 | コピー元ロットに指定倍率をかけます。 | 例:0.10 × 0.5 = 0.05 のように変換します。 |
| 固定ロット方式 | コピー元ロットに関係なく固定ロットで発注します。 | 全注文を同じロットにする場合に使います。 |
| 口座別倍率 | コピー先ごとに倍率を分けます。 | 複数コピー先でよく確認する項目です。 |
| Magic別倍率 | コピー元Magic Numberごとに倍率を分けます。 | 複数ロジックEAのコピーで使う場合があります。 |
| 最小ロット丸め | コピー先のlot stepに合わせて丸めます。 | 丸め方法により実ロットが変わります。 |
| 上限・下限 | 最小ロット、最大ロット、上限ロットを設定します。 | 異常ロットを防ぐために確認します。 |
決済同期で整理すること
コピーEAでは、新規注文だけでなく、決済同期も重要です。コピー元で決済された時に、コピー先も決済するか、部分決済を反映するか、手動決済をどう扱うかを整理します。
| 決済同期項目 | 整理する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 通常決済 | コピー元のポジション決済をコピー先にも反映します。 | 対応するコピー先ポジションを正しく紐づける必要があります。 |
| 部分決済 | コピー元の一部決済をコピー先へ反映するか確認します。 | ロット丸めにより完全一致しない場合があります。 |
| 全決済 | コピー元の全決済をコピー先でも全決済するか確認します。 | Magic Numberや銘柄の対象範囲を明確にします。 |
| 手動決済 | コピー元の手動決済を同期するか確認します。 | 手動調整をコピー対象にするかどうかを決めます。 |
| SL/TP到達決済 | コピー元がSL/TPで決済された時の扱いを確認します。 | コピー先側で先にSL/TPに到達する場合もあります。 |
| コピー先手動決済 | コピー先で手動決済した場合の扱いを確認します。 | 再コピーするか、同期外とするかを決めます。 |
| 決済失敗時 | 再試行、通知、ログ、手動確認の扱いを決めます。 | 無限リトライや過剰通知を避けます。 |
SL/TP・注文変更を同期するか
コピーEAでは、新規注文と決済だけでなく、SL/TP変更や注文価格変更を同期するかも決める必要があります。
| 同期項目 | 同期する場合 | 同期しない場合 |
|---|---|---|
| SL変更 | コピー元のSL変更をコピー先にも反映します。 | コピー先独自のリスク管理を維持できます。 |
| TP変更 | コピー元のTP変更をコピー先にも反映します。 | コピー先側で別TP管理を行えます。 |
| 予約注文変更 | 指値・逆指値の価格変更をコピー先にも反映します。 | コピー先では初回発注のみ扱います。 |
| 注文キャンセル | コピー元の予約注文キャンセルをコピー先にも反映します。 | コピー先の注文は手動管理になります。 |
| コメント変更 | 注文コメントをコピー先にも反映します。 | コピー先独自コメントで管理します。 |
複数コピー先で整理すること
複数コピー先へコピーする場合は、コピー先ごとの設定を分けて整理します。ロット倍率、対象銘柄、対象Magic Number、決済同期、稼働状態、VPS環境がコピー先ごとに異なる場合があります。
| コピー先別設定 | 整理する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| コピー先名 | コピー先A、コピー先Bなど、識別名を決めます。 | ログで判別しやすくします。 |
| 口座・ブローカー | 各コピー先の口座タイプ、ブローカー、サーバーを確認します。 | 口座情報の共有には注意してください。 |
| 銘柄変換 | コピー先ごとのシンボル変換を整理します。 | 同じ銘柄でも名称が違う場合があります。 |
| ロット倍率 | コピー先ごとに倍率や固定ロットを設定します。 | コピー先ごとの最小ロット・ロットステップを確認します。 |
| 対象Magic | コピー先ごとにコピー対象Magicを分けます。 | コピー先AはMagic 1〜3、コピー先BはMagic 4〜6のような構成もあります。 |
| 決済同期 | コピー先ごとに決済同期の有無を確認します。 | 一部コピー先だけ手動管理にする場合もあります。 |
| 稼働監視 | 各コピー先のEA稼働状態、ログ、エラーを確認します。 | 一部コピー先だけ停止している状態を検出できると確認しやすくなります。 |
VPS・複数MT5運用で確認すること
コピーEAは、コピー元とコピー先のMT4/MT5が継続して稼働している必要があります。のMT4/MT5が継続して稼働している必要があります。PCやVPSの停止、MT5の再起動、回線切断、権限不足、ファイルアクセス不備があると、コピー処理に影響する場合があります。
| 確認項目 | 整理する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 稼働場所 | 同一PC、同一VPS、別VPS、ローカルPCなどを確認します。 | 同一VPSでもMT5のフォルダや権限が異なる場合があります。 |
| MT5端末数 | コピー元MT5、コピー先MT5、追加コピー先の数を確認します。 | 端末ごとのデータフォルダを確認します。 |
| 再起動時の復帰 | VPS再起動後、MT5再起動後、EA再セット後の扱いを確認します。 | 未同期注文の扱いを決める必要があります。 |
| ファイルアクセス | ファイル連携を使う場合、保存先、権限、共有フォルダを確認します。 | パス違いや権限不足でコピーされない場合があります。 |
| 通信遅延 | コピー元からコピー先への反映遅延を確認します。 | 完全な同時約定は保証できません。 |
| 時刻差 | PC時間、サーバー時間、VPS時間を確認します。 | ログ照合で重要です。 |
| 監視ログ | Heartbeat、接続状態、最終同期時刻、エラーを記録します。 | 停止や未同期を検出しやすくします。 |
ログ仕様で整理すること
コピーEAでは、コピー元側とコピー先側の両方でログを確認できるようにしておくことが重要です。コピーされない原因は、コピー元検出、通信、コピー先発注、ロット変換、銘柄変換、決済同期のどこかで発生します。
| ログ区分 | 出す内容 | 用途 |
|---|---|---|
| MASTER_INIT | コピー元EAの起動、バージョン、対象口座、対象銘柄 | コピー元の初期確認 |
| SLAVE_INIT | コピー先EAの起動、バージョン、対象口座、対象銘柄 | コピー先の初期確認 |
| MASTER_DETECT | コピー元で検出した新規注文、決済、変更 | コピー元で検出できているか確認する |
| QUEUE / SYNC | コピー先へ渡す同期データ、同期ID、時刻 | コピー経路の確認 |
| LOT_CONVERT | コピー元ロット、倍率、丸め後ロット | ロット違いの原因確認 |
| SYMBOL_MAP | コピー元銘柄、コピー先銘柄、変換結果 | 銘柄名違いの確認 |
| SLAVE_ORDER | コピー先の発注要求、結果、retcode | 発注成功・失敗を確認する |
| CLOSE_SYNC | 決済同期対象、決済要求、決済結果 | 決済同期の確認 |
| HEARTBEAT | 稼働状態、最終同期時刻、接続状態 | 停止や未同期の検出 |
| ERROR | エラー番号、失敗理由、再試行の有無 | 不具合調査 |
検証・完成判定で確認すること
コピーEAの完成判定では、コンパイルエラーがないことだけでなく、コピー元検出、コピー先発注、ロット変換、銘柄変換、決済同期、VPS再起動後の復帰、ログ確認までを分けて確認します。
| 確認項目 | 確認内容 | 判定例 |
|---|---|---|
| コンパイル | Master / Slaveのmq4/mq5がエラーなくコンパイルできるか確認します。 | コンパイルエラーなし |
| 初期化 | コピー元・コピー先のEAが起動し、対象設定を読み込むか確認します。 | MASTER_INIT / SLAVE_INIT OK |
| 新規注文コピー | コピー元の新規注文がコピー先へ反映されるか確認します。 | コピー先で発注成功、対応ログあり |
| ロット変換 | 同一ロット、倍率、固定ロット、丸め処理が仕様どおりか確認します。 | LOT_CONVERTログで確認可能 |
| 銘柄変換 | コピー元シンボルがコピー先シンボルへ正しく変換されるか確認します。 | SYMBOL_MAPログで確認可能 |
| 決済同期 | コピー元決済時にコピー先も決済されるか確認します。 | CLOSE_SYNCログで確認可能 |
| 除外条件 | 対象外Magic、対象外銘柄、対象外方向がコピーされないか確認します。 | 除外理由がログに出る |
| 停止・復帰 | MT5再起動、VPS再起動、EA再セット後の復帰を確認します。 | 未同期や重複コピーが発生しない |
| デモ確認 | デモ環境でコピー元・コピー先の基本動作を確認します。 | 環境差を確認できる |
コピーEAは、コピー元とコピー先の約定価格、スプレッド、スリッページ、通信遅延、取引時間、ブローカー仕様により、コピー結果が完全一致しない場合があります。検証では、仕様どおりに同期処理が行われているかを確認します。
依頼前チェックリスト
コピーEAの作成や改修を依頼する前に、以下の項目を確認してください。未定の項目がある場合は、「未定」「相談したい」として残しておくと初回確認が進めやすくなります。
- コピー元MT4/MT5を確認した
- コピー先MT4/MT5を確認した
- コピー元とコピー先のブローカー・口座タイプを確認した
- コピー対象銘柄を確認した
- コピー元とコピー先の銘柄名差異を確認した
- 手動注文をコピーするか確認した
- EA注文をコピーするか確認した
- コピー対象Magic Numberを確認した
- コピー先で付けるMagic Numberを確認した
- ロット方式を確認した
- 最小ロット・ロットステップ・最大ロットを確認した
- 決済同期の有無を確認した
- SL/TP変更を同期するか確認した
- 複数コピー先の有無を確認した
- VPS・複数MT5の稼働環境を確認した
- コピー元・コピー先のログ確認方法を整理した
- Webhook URL、APIキー、VPS情報、口座情報をそのまま送らないよう確認した
相談時に用意したい資料
コピーEAを相談する時は、コピー構成、対象口座、対象銘柄、対象注文、ロット方式、決済同期、VPS環境、ログ、スクリーンショットを用意しておくと確認しやすくなります。
| 資料 | 内容 | 用途 |
|---|---|---|
| コピー構成メモ | コピー元、コピー先、コピー方向、コピー先数 | 全体構成の確認 |
| 対象口座情報 | MT4/MT5、デモ/リアル、Hedging/Netting、ブローカー | 口座仕様の確認 |
| 対象銘柄一覧 | コピー元銘柄、コピー先銘柄、suffix、別名 | シンボル変換の確認 |
| Magic Number一覧 | コピー対象Magic、除外Magic、コピー先Magic | コピー対象の確認 |
| ロット設定メモ | 同一ロット、倍率、固定ロット、コピー先別倍率 | ロット変換の確認 |
| 決済同期メモ | 通常決済、部分決済、全決済、SL/TP変更同期 | 決済仕様の確認 |
| ログ | コピー元Experts、コピー先Experts、Journal、発生時刻 | 不具合調査 |
| スクリーンショット | チャート、Inputs、ポジション一覧、ログ、VPS状態 | 環境・設定確認 |
送信しないでください
安全管理のため、以下の情報はそのまま送らないでください。ログ、スクリーンショット、setファイル、設定資料に含まれる場合は、必要に応じてマスクしてください。
- MT4 / MT5のログインパスワード
- 投資家パスワード
- VPSログイン情報
- Discord Webhook URL
- Google Apps Script URL
- APIキー
- 認証トークン
- ライセンス認証情報
- 口座番号の全桁
- 個人情報
- 第三者EAの保護解除や無断解析を目的とする資料
対応できない、または保証できないこと
EAファンクラブのコピーEA作成・改修相談は、コピー元とコピー先の注文・決済同期を補助する技術サービスです。以下の内容には対応できない、または保証できません。
| 内容 | 扱い | 補足 |
|---|---|---|
| 利益保証・勝率保証 | 保証できません。 | コピーEAは取引コピーを補助するツールであり、投資成果を保証しません。 |
| コピー結果の完全一致 | 保証できません。 | 約定価格、スプレッド、スリッページ、通信遅延、取引時間により差が出る場合があります。 |
| 推奨ロット・推奨倍率 | 提示しません。 | ロット倍率は依頼者が指定する技術設定として扱います。 |
| 売買判断・運用判断 | 対応しません。 | 投資助言や売買指示に該当する可能性があります。 |
| 運用代行 | 対応しません。 | 利用者の口座を預かって売買や運用を行うことはありません。 |
| 第三者EAの保護解除 | 対応しません。 | デコンパイルや無断解析を目的とする依頼には対応できません。 |
| 規約違反を目的とする利用 | 対応しません。 | ブローカー、プラットフォーム、外部サービスの規約に反する利用は対象外です。 |
相談前に確認する関連ページ
コピーEAの作成や改修を相談する前に、コピーEA全体、商品選定、ロット倍率、銘柄名差異、VPS運用、開発相談、購入前確認、免責事項もあわせて確認してください。
| 確認したい内容 | 関連ページ | 使い方 |
|---|---|---|
| コピーEA全体を確認したい | MT5コピーEA完全ガイド | コピー元・コピー先・Magic Number・ロット同期・決済同期を確認します。 |
| コピーEA商品を確認したい | コピーEA商品一覧 | Basic型、Magic別、ロット調整などの商品カテゴリを確認します。 |
| コピーEAの選び方を確認したい | MT5コピーEAの選び方 | コピー構成、ロット調整、決済同期、複数コピー先の違いを整理します。 |
| ロット倍率を確認したい | MT5コピーEAでロット倍率を設定する時の確認ポイント | 倍率、固定ロット、最小ロット、丸め処理を確認します。 |
| 銘柄名差異を確認したい | MT5コピーEAでシンボル名が違う時の確認ポイント | suffix、別名シンボル、銘柄変換を確認します。 |
| VPS運用を確認したい | MT5コピーEAでVPS運用する時の確認ポイント | 複数MT5、VPS再起動、ログ、同期停止の確認に使います。 |
| 開発・改修相談全体を確認したい | 開発・改修の相談ページ | EA作成、インジ作成、既存改修、外部連携追加の相談前に確認します。 |
| 購入前の確認事項を見たい | 購入前確認事項 | 作業範囲、納品物、利用条件、注意事項を確認します。 |
| 免責事項を確認したい | 免責事項・リスク説明 | EA・インジケーター・コピーEA利用時のリスク確認に使います。 |
| 問い合わせを送信したい | お問い合わせ | コピーEA作成・改修の相談や見積依頼を送信する場合に使います。 |
よくある質問
コピー元とコピー先の結果は完全に一致しますか?
完全一致は保証できません。コピー元とコピー先で、約定価格、スプレッド、スリッページ、取引時間、証拠金、ロット制限、通信遅延、VPS状態、ブローカー仕様が異なるため、結果に差が出る場合があります。
手動注文もコピーできますか?
仕様として対応できる場合があります。ただし、手動注文をコピー対象にする場合は、Magic Numberなし注文の扱い、対象銘柄、方向、ロット、決済同期を明確にする必要があります。
Magic Numberごとにコピー対象を分けられますか?
可能です。コピー元のMagic Numberを指定して、特定EAの注文だけをコピー対象にする構成を検討できます。コピー先で付けるMagic Numberや、Magic別ロット倍率もあわせて整理してください。
ロット倍率のおすすめを教えてもらえますか?
いいえ。EAファンクラブでは、推奨ロットや推奨倍率の提示は行いません。ロット倍率は、依頼者が指定するコピー先発注数量の技術設定として扱います。
コピー先が複数あっても対応できますか?
構成として対応できる場合があります。コピー先ごとに、銘柄名、ロット倍率、対象Magic Number、決済同期、VPS環境、ログ確認方法を分けて整理してください。
VPSは必須ですか?
常時コピーを行う場合は、安定稼働のためにVPS利用を検討する場面があります。ただし、VPSの利用有無は構成や運用方針によります。コピー元・コピー先のMT4/MT5が停止するとコピー処理にも影響するため、稼働環境を整理してください。
まとめ
コピーEAを依頼する前には、コピー元、コピー先、コピー対象、Magic Number、銘柄名、ロット調整、決済同期、複数コピー先、VPS環境、ログ確認を分けて整理することが重要です。
特に、コピー対象注文、Magic Number、銘柄名変換、ロット倍率、決済同期、SL/TP変更同期、コピー先手動決済の扱いは、後から認識違いが起きやすい部分です。
コピーEAは、コピー元の注文や決済をコピー先へ反映する補助ツールです。約定価格、スプレッド、スリッページ、通信遅延、ブローカー仕様、VPS状態により、コピー元とコピー先の結果が完全一致しない場合があります。
EAファンクラブでは、投資助言、売買指示、利益保証、勝率保証、推奨ロット、推奨倍率、運用代行は行いません。依頼者が指定したコピー仕様をMT4/MT5向けに実装・確認する技術サービスとして対応します。
