MT5コピーEAの選び方|Magic Number・ロット調整・決済同期・複数口座の確認ポイント
コピーEAを選ぶときは、「注文をコピーできるか」だけで決めるのではなく、どのMT4・MT5からどこへコピーしたいのか、どの注文をコピーしたいのか、コピー先のロットをどうするのかまで確認しておくことが大切です。
たとえば、MT4からMT5へコピーしたい場合、特定のEAだけをコピーしたい場合、コピー先ごとにロットを変えたい場合では、必要になる機能が異なります。
この記事では、コピーEAを選ぶ前に確認しておきたいポイントを、できるだけ分かりやすく整理します。
なお、コピーEAは注文や決済を別の口座へ反映するためのツールです。コピー元とコピー先で同じ利益や損益になることを保証するものではありません。
まず確認したい3つのポイント
コピーEAを探す前に、まず次の3つを確認してみてください。
- どのMT4・MT5から、どのMT4・MT5へコピーするか
- すべての注文をコピーするか、一部だけをコピーするか
- コピー先でも同じロットにするか、倍率などで変更するか
この3点が決まるだけでも、自分に必要なコピーEAの機能がかなり分かりやすくなります。
MT4・MT5のどの組み合わせで使いたいか
最初に確認したいのは、コピー元とコピー先で使っているMetaTraderです。
コピー元は注文が発生する側、コピー先はその注文を受け取る側です。コピーEAでは、コピー元をMaster、コピー先をSlaveと呼ぶこともあります。
「MT5対応」と書かれている商品でも、すべての組み合わせに対応しているとは限りません。
| 使いたい組み合わせ | 確認すること |
|---|---|
| MT4 → MT4 | MT4口座同士でコピーできるか |
| MT4 → MT5 | MT4からMT5へコピーできるか |
| MT5 → MT4 | MT5からMT4へコピーできるか |
| MT5 → MT5 | MT5口座同士でコピーできるか |
複数のMT4・MT5を使っている場合は、購入前に自分が必要とする組み合わせを確認しておきましょう。
どの注文をコピーしたいか
コピー元の口座に複数のEAや手動注文がある場合、すべてをコピーしたいとは限りません。
たとえば、「このEAの注文だけコピーしたい」「特定の銘柄だけコピーしたい」といった使い方をしたい場合は、コピー対象を選べる機能が必要です。
| 希望する使い方 | 確認したい機能 |
|---|---|
| すべての対象注文をコピーしたい | 基本的な注文コピー |
| 特定のEAだけコピーしたい | Magic Numberによる指定 |
| 特定の銘柄だけコピーしたい | 銘柄による指定 |
| 時間帯を限定したい | コピー時間帯の設定 |
| 手動注文もコピーしたい | 手動注文への対応 |
Magic Numberとは?
MQL5のMqlTradeRequestにはmagicフィールドがあり、EAが取引要求を送る際の識別IDとして設定できます。コピー対象をMagicで限定する場合は、コピー元EAが実際に付与しているMagicと、コピーEA側のinclude / exclude条件を対応させて確認してください。
複数のEAを使っている場合によく出てくるのがMagic Numberです。
Magic Numberは、EAが自分の注文を識別するために使う番号です。
たとえば、同じ口座でEA-AとEA-Bを使っていて、EA-Aの注文だけを別口座へコピーしたい場合、Magic Numberを使ってコピー対象を分けられるコピーEAが便利です。
複数EAを使っている方は、現在使っているEAのMagic Numberを確認しておくと、コピーEAを選びやすくなります。
コピー先のロットをどうするか
次に確認したいのがロットです。
コピー元と同じロットでコピーしたい場合もあれば、コピー先では半分のロットにしたい、別の固定ロットにしたいという場合もあります。
| ロットの使い方 | 例 |
|---|---|
| 同じロット | コピー元0.10 lot → コピー先0.10 lot |
| 倍率で変更 | コピー元0.10 lot → 0.5倍でコピー先0.05 lot |
| 固定ロット | コピー元のロットに関係なくコピー先は一定値 |
| コピー先ごとに変更 | 口座Aと口座Bで異なる設定を使う |
コピー先の口座によっては、最小ロットやロットの刻み幅が異なる場合もあります。そのため、必要なロット調整方法に対応しているかを確認してください。
ここで説明しているロットはコピーEAの設定方法についての説明であり、特定のロットを推奨するものではありません。
銘柄名が違ってもコピーできるか
コピー元とコピー先で違うブローカーを使っている場合、同じ銘柄でも名前が違うことがあります。
たとえば、コピー元では XAUUSD、コピー先では XAUUSDc のようになっているケースです。
このような場合は、コピーEAが銘柄名の違いに対応できるかを確認してください。
また、銘柄名だけでなく、コピー先の口座でその銘柄を取引できるか、最小ロットなどの条件が違わないかも確認しておくと安心です。
決済も正しくコピーされるか
コピーEAでは、新規注文だけでなく決済のコピーも重要です。
特に、部分決済やSL・TPの変更を使う場合は、どこまでコピーできるのかを商品ページで確認してください。
| 操作 | 確認したいこと |
|---|---|
| 通常の決済 | コピー元を閉じたときコピー先も閉じるか |
| 手動決済 | 手動で閉じた場合もコピーされるか |
| 部分決済 | 一部だけ決済した場合に対応するか |
| SL / TP | 設定や変更もコピーされるか |
| 一括決済 | 複数ポジションをまとめて閉じた場合に対応するか |
「決済同期対応」と書かれていても、すべての決済方法に対応しているとは限りません。自分が普段使う操作に対応しているかを見ることがポイントです。
複数のコピー先を使いたい場合
1つの口座から複数の口座へコピーしたい場合は、複数Slaveに対応しているかを確認します。
さらに、コピー先ごとに「コピーするEA」「銘柄」「ロット」を変えたい場合は、それぞれ個別に設定できるかも確認してください。
| 使い方 | 確認ポイント |
|---|---|
| 1口座 → 1口座 | 基本的なコピー |
| 1口座 → 複数口座 | 複数のコピー先に対応するか |
| 複数口座 → 1口座 | 複数のコピー元を扱えるか |
| 複数口座 → 複数口座 | コピー元とコピー先の組み合わせを設定できるか |
PC・VPS・DLLも確認しておく
コピーEAによっては、利用するPCやVPS、DLLの設定にも条件があります。
購入前には、次の点も確認しておきましょう。
- コピー元とコピー先を同じPC・VPSで動かす必要があるか
- 複数のMT4・MT5を同時に起動できる環境か
- DLLの利用許可が必要か
- MT4・MT5を常時起動しておく必要があるか
- PCやVPSを再起動した後に再設定が必要か
コピーEAを常時利用する場合は、安定してMT4・MT5を起動しておける環境かどうかも確認してください。
コピー元とコピー先の結果が違うことはある?
あります。
コピーが正常に行われていても、コピー元とコピー先で価格、スプレッド、約定条件、取引時間、銘柄仕様などが違えば、注文価格や損益に差が出る場合があります。
そのため、コピーEAでは「注文や決済が正しくコピーされたか」と「コピー元と同じ損益になったか」は分けて考える必要があります。
購入前チェックリスト
コピーEAの商品ページを見る前に、次の項目を確認しておくと選びやすくなります。
- コピー元はMT4かMT5か
- コピー先はMT4かMT5か
- コピー先はいくつあるか
- すべての注文をコピーするか、一部だけにするか
- Magic Numberによる指定が必要か
- コピーしたい銘柄名が両口座で同じか
- ロットを同じにするか、変更するか
- 部分決済やSL・TPもコピーしたいか
- 複数口座へコピーするか
- PC・VPS・DLLの利用条件を満たせるか
導入したら最初は1件ずつ確認する
コピーEAを導入したら、最初から複数口座・複数EA・複数銘柄で試すのではなく、まずはシンプルな状態で確認するのがおすすめです。
| 順番 | 確認すること |
|---|---|
| 1 | コピー元・コピー先が正常に起動しているか |
| 2 | 1件の新規注文がコピーされるか |
| 3 | その注文を決済したときコピー先も決済されるか |
| 4 | 複数注文でも正しく動くか |
| 5 | Magic Numberや銘柄指定を試す |
| 6 | ロット調整を試す |
| 7 | 必要に応じて部分決済やSL / TPを確認する |
| 8 | 複数のコピー先を使う |
途中で問題が起きた場合は、どの設定を追加したあとに変化したのかを確認すると原因を探しやすくなります。
コピーされないときは両方のログを確認する
注文がコピーされない、ロットが違う、決済されないといった場合は、コピー元だけでなくコピー先のログも確認してください。
確認しておきたいのは、商品名・バージョン、MT4 / MT5の組み合わせ、Magic Number、銘柄、ロット設定、問題が起きた操作と時刻です。
不具合について相談する場合は、問題が起きた前後のExperts・Journalログやスクリーンショットを残しておくと確認しやすくなります。
ログや画像を送る場合は、口座ログイン情報、VPSのパスワード、APIキー、Webhook URL、認証トークンなどの機密情報が含まれていないことを確認してください。
EAファンクラブで販売しているコピーEA
EAファンクラブでは、コピーEAをEA商品の一つとして掲載しています。
EAFC PipeCopy Pro Ultimate DLL版は、MT4・MT5間の取引コピーに対応したコピーEAです。Magic Numberなどによるコピー対象の指定、ロット調整、複数Master / Slave、決済同期などの機能を備えています。
対応しているコピー方法や詳しい機能、動作環境、利用条件、注意事項、購入方法については、EAFC PipeCopy Pro Ultimate DLL版の商品ページをご確認ください。
希望するコピー方法に対応する商品がない場合
必要なコピー方法やロット設定、銘柄変換、決済方法などが販売中の商品では対応できない場合は、コピーEAの新規開発や、現在使っているEAの改修について相談できます。
新規開発はMT5向けを基本としています。すでに使用しているMT4・MT5のコピーEAについては、ソースコードや現在の仕様を確認したうえで修正・改修できる場合があります。
よくある質問
MT4からMT5へコピーできますか?
コピーEAによって対応範囲が異なります。MT4→MT5を利用したい場合は、その組み合わせに対応していることを商品ページで確認してください。
特定のEAだけをコピーできますか?
Magic Numberなどでコピー対象を指定できる商品であれば対応できる場合があります。複数EAを使っている場合は、現在のMagic Numberを確認しておきましょう。
コピー先ごとにロットを変えられますか?
商品がロット倍率やコピー先ごとの設定に対応していれば変更できます。利用したい方法が商品ページに記載されているか確認してください。
複数口座へ同時にコピーできますか?
複数Slaveに対応した商品であれば利用できます。コピー先ごとに対象注文やロットを変えたい場合は、その設定にも対応しているか確認してください。
手動で決済した場合もコピーされますか?
商品によって異なります。手動決済、部分決済、一括決済など、普段使う決済方法に対応しているかを事前に確認してください。
コピー元とコピー先の損益は同じになりますか?
同じになるとは限りません。価格、スプレッド、約定条件、通信状態、銘柄仕様などの違いにより、結果に差が出る場合があります。
あわせて確認したいページ
今回の確認内容に関連する補足ページです。必要な項目だけ確認してください。
| 確認目的 | 関連ページ |
|---|---|
| 読後の任意の手続き・一覧入口。本文解決や購入の必須前提にしない | 商品一覧 |
| 「コピーEA 選び方 対応機能」の読後に「EAのマジックナンバーとは」を補足確認 | EAのマジックナンバーとは |
| 「コピーEA 選び方 対応機能」の読後に「FX自動売買おすすめを見る前に確認すること」を補足確認 | FX自動売買おすすめを見る前に確認すること |
まとめ
コピーEAを選ぶときは、商品名だけを見るのではなく、「どこからどこへ」「どの注文を」「どのロットで」「どこまで決済を同期したいか」を確認することがポイントです。
特に、MT4・MT5の組み合わせ、Magic Number、銘柄名、ロット調整、部分決済、複数口座、PC・VPS・DLLの利用条件を購入前に確認しておきましょう。
詳しい対応機能や注意事項は各商品ページで確認し、自分が必要とする機能に対応している商品を選んでください。
関連ページ
確認したい内容に合わせて、次のページも参照してください。
| 確認分野 | ページ |
|---|---|
| コピーEAガイド | MT5コピーEA完全ガイド|Magic Number・ロット・銘柄・決済同期・同期ズレ確認 |
お問い合わせはEAFC公式LINEへ
商品を選ぶ前の確認や、現在使っているコピーEAの改修、新しいコピーEAの開発について確認したい場合は、EAFC公式LINEよりお問い合わせください。
※投資助言、売買指示、利益保証、推奨ロット、推奨銘柄の案内は行っておりません。
口座番号、ログイン情報、Webhook URL、APIキー、認証トークンなどの機密情報は送信しないでください。
