コピーEAガイド

MT5コピーEA完全ガイド|コピー元・コピー先・Magic Number・ロット・決済同期

MT5コピーEA完全ガイド|コピー元・コピー先・Magic Number・ロット・決済同期の内容を表す、Magic・ロット・決済同期の確認用アイキャッチ画像
EAファンクラブ

コピーEAは、あるMT4・MT5口座で行われた注文や決済を、別の口座へコピーするためのEAです。

便利な仕組みですが、実際に使うときはコピー元とコピー先の組み合わせ、コピーする注文、Magic Number、ロット、銘柄名、決済方法、複数口座、PC・VPS環境など、いくつか確認しておきたいポイントがあります。

たとえば「新規注文はコピーされたのに決済されない」「コピー先だけロットが違う」「GOLDがコピーされない」といった場合も、設定や口座環境を確認することで原因が分かることがあります。

この記事では、コピーEAを初めて使う方にも分かるように、基本的な仕組みから導入時の確認ポイント、複数口座で使う場合、うまくコピーされない場合の確認方法までまとめて紹介します。

コピーEAの基本的な仕組み

コピーEAでは、注文や決済が発生する側をコピー元、その情報を受け取って注文する側をコピー先と呼びます。

Master(マスター)・Slave(スレーブ)という呼び方が使われることもあります。

役割意味
コピー元 / Master元になる注文・変更・決済が行われるMT4・MT5
コピー先 / Slaveコピー元の情報を受けて注文・変更・決済を行うMT4・MT5

コピー元でBUYしたからといって、コピー先でもまったく同じ価格・同じ結果になるとは限りません。それぞれの口座で実際に注文処理が行われるため、価格やスプレッド、約定条件などによって違いが出ることがあります。

最初に確認したい5つのこと

コピーEAを導入する前に、まず次の5点を確認してみてください。

  • どのMT4・MT5から、どのMT4・MT5へコピーするか
  • すべての注文をコピーするか、一部だけをコピーするか
  • コピー先のロットをどうするか
  • どの決済方法までコピーしたいか
  • コピー先はいくつあるか

この5点が分かると、自分に必要なコピーEAの機能も判断しやすくなります。

GOLD / XAUUSDをコピーEAで扱う時の前提

コピーEAは、コピー元口座の取引をコピー先口座へ反映するためのEAです。

通常の自動売買EAとは異なり、コピーEAの主な役割は新しい売買ロジックを判断することではなく、コピー元の取引を検出し、コピー先へ正しく反映することです。

GOLD / XAUUSDをコピーする場合は、次の点を最初に確認します。

確認項目確認する理由
コピー元銘柄名XAUUSD、GOLD、suffix付き銘柄などを確認するため
コピー先銘柄名コピー先で同じ銘柄名が使えるとは限らないため
symbol mappingコピー元銘柄とコピー先銘柄の対応関係を確認するため
ロット換算同じロット、倍率、固定ロット、最小ロット丸めを確認するため
Magic Numberコピー対象のEA注文やロジックを絞り込むため
決済同期コピー元の決済がコピー先へ反映されるか確認するため
ログコピー検出、発注、スキップ、決済同期の理由を確認するため

コピー元とコピー先の状態を確認する

コピーEAでは、注文を送る側をコピー元(Master)、受け取る側をコピー先(Slave)と呼ぶことがあります。

問題が起きたときは、片方だけを見るのではなく、コピー元とコピー先の両方を確認してください。

確認項目コピー元コピー先
MT4 / MT5使用している環境使用している環境
EAの状態正常に起動しているか正常に起動しているか
銘柄注文された銘柄名同じ銘柄が利用できるか
Magic Numberコピーしたい注文の番号その注文が対象になっているか
ロット元の注文ロット実際に注文されたロット
ログ注文を検知しているか受信・発注結果が記録されているか

MT4・MT5の組み合わせを確認する

コピーEAによって、対応しているMT4・MT5の組み合わせは異なります。

「MT5対応」と書かれていても、MT5同士だけに対応している場合もあるため、自分が使いたい組み合わせを確認してください。

組み合わせ確認すること
MT4 → MT4MT4口座同士でコピーできるか
MT4 → MT5MT4をコピー元、MT5をコピー先にできるか
MT5 → MT4MT5をコピー元、MT4をコピー先にできるか
MT5 → MT5MT5口座同士でコピーできるか

複数のMT4・MT5を使っている場合は、必要な組み合わせを購入前に確認しておきましょう。

すべての注文をコピーするとは限らない

コピー元で複数のEAや手動注文を使っている場合、すべての注文をコピーしたいとは限りません。

このような場合は、コピーする注文を選べるかを確認します。

コピーしたい内容確認したい機能
対象となる注文をすべてコピー基本的な注文コピー
特定のEAだけコピーMagic Numberによる指定
特定の銘柄だけコピー銘柄フィルター
特定の時間だけコピー時間帯指定
手動注文もコピー手動注文への対応

エントリー同期を確認する

コピーEAでは、コピー元のエントリーがコピー先へ反映されるかを確認します。

GOLD / XAUUSDでは、symbol mapping、ロット換算、スプレッド、取引時間、発注可能ロットが影響するため、コピー元に注文があるだけでは確認として不十分です。

ログ項目確認内容
COPY_SOURCEコピー元で注文やポジションを検出したか
SYMBOL_MAPコピー元symbolとコピー先symbolを対応できたか
LOT_MAPコピー元ロットからコピー先ロットへ換算できたか
COPY_ORDERコピー先で発注要求を出したか
COPY_SKIPコピーを見送った理由
ORDER_FAILコピー先で発注に失敗した理由

エントリー同期で見るべきことは、コピー先にポジションがあるかどうかだけではありません。コピー元検出、銘柄変換、ロット換算、発注要求、約定結果を順番に確認します。

注文がコピーされないとき

コピー元では注文されているのにコピー先では注文されていない場合、まずコピー対象の設定を確認します。

  • コピー元の注文がコピー対象になっているか
  • Magic Numberの指定が合っているか
  • 対象銘柄が制限されていないか
  • 手動注文をコピーする設定になっているか
  • コピーする時間帯が設定されていないか
  • コピー先で対象銘柄を取引できるか
  • コピー先で注文エラーが発生していないか

コピー元では正常でも、コピー先で注文が拒否されている場合もあります。そのため、コピー先側のExperts・Journalログも確認してください。

Magic NumberでEAごとの注文を分ける

MQL4のOrderSendにはmagic引数があり、注文を識別するためのユーザー定義IDとして利用できます。既定値は0です。コピー対象をMagicで絞る場合は、0を自動的に「手動注文」と決めつけず、コピー元EAの設定と実際の注文識別条件を確認してください。

同じ口座で複数EAを使っている場合によく使われるのがMagic Numberです。

Magic Numberは、EAが自分の注文を識別するために使う番号です。

たとえばEA-AとEA-Bを同じ口座で使っていて、EA-Aだけをコピーしたい場合、EA-AのMagic Numberだけをコピー対象にできるコピーEAであれば、対象を分けられます。

複数EAを使用している場合は、コピーしたいEAのMagic Numberを確認しておきましょう。

確認すること見るポイント
使用中のMagic NumberコピーしたいEAが使用している番号
複数指定複数のEAをコピー対象にできるか
除外指定コピーしたくないEAを除外できるか
手動注文手動注文をどのように扱うか

Magic Numberでコピー対象を確認する

コピーEAでは、すべての注文をコピーするのか、特定のMagic Numberだけをコピーするのかを確認します。

複数のEAを同じコピー元口座で動かしている場合、Magic Numberでコピー対象を絞り込めると、コピー先Aには一部のロジックだけ、コピー先Bには別のロジックだけ、という構成を取りやすくなります。

確認項目確認する内容
コピー対象手動注文、EA注文、特定Magicのどれをコピーするか
include magicコピーするMagic Numberの一覧
exclude magicコピーしないMagic Numberの一覧
手動注文Magic Number 0をコピー対象に含めるか
ログMAGIC_FILTER、COPY_TARGET、COPY_SKIPを確認する

Magic Numberの設定が曖昧な場合、コピーしたい注文がコピーされない、コピーしたくない注文までコピーされる、複数コピー先の役割が分かりにくくなることがあります。

Magic Numberが合っているか確認する

複数のEAを同じ口座で使っている場合は、Magic Numberが原因になることがあります。

Magic Numberは、EAが自分の注文を識別するために使用する番号です。コピーEAで特定のMagic Numberだけを対象にしている場合、指定から外れた注文はコピーされません。

確認すること例
コピー元のMagic Number実際の注文がどの番号になっているか
コピー対象の設定そのMagic Numberが含まれているか
複数指定複数EAをコピーする場合、必要な番号がすべて入っているか
手動注文手動注文をコピーする場合の扱いを確認する

EAを入れ替えたりsetファイルを変更したりしたあとにMagic Numberが変わっていることもあるため、以前の設定だけで判断せず現在の値を確認してください。

銘柄名が違う場合は注意する

コピー元とコピー先で違うブローカーを使っている場合、同じ銘柄でも名前が異なることがあります。

たとえば、コピー元では XAUUSD、コピー先では XAUUSDc のように表示されるケースです。

この場合、コピーEAが銘柄名の違いに対応できないと、コピー先で注文できないことがあります。

確認項目確認すること
コピー元の銘柄実際の銘柄名を確認する
コピー先の銘柄同じ銘柄がどの名称になっているか
接頭辞・接尾辞銘柄名の前後に文字が付いていないか
銘柄変換名前が違う銘柄を対応させる機能があるか
取引可否コピー先でその銘柄を取引できるか

コピー元とコピー先の銘柄名を確認する

GOLD / XAUUSDのコピーEA確認では、最初にコピー元とコピー先の銘柄名を確認します。

コピー元がXAUUSDであっても、コピー先ではGOLD、XAUUSDm、XAUUSD.などの別名になっている場合があります。この違いを吸収するには、コピーEA側でsymbol mappingを行う必要があります。

銘柄名の例

  • XAUUSD
  • GOLD
  • XAUUSDm
  • XAUUSD.
  • GOLDmicro

銘柄名が合っていない場合、コピー元で注文が発生していても、コピー先で対象銘柄を認識できないことがあります。

symbol mappingを確認する

symbol mappingとは、コピー元の銘柄名とコピー先の銘柄名を対応させる設定です。

GOLD / XAUUSDでは、コピー元とコピー先で銘柄名が完全一致しないケースがあるため、コピーEA側で対応表を持つか、suffixを自動変換する仕組みが必要になる場合があります。

確認項目確認する内容
コピー元symbolコピー元口座で実際に使われている銘柄名
コピー先symbolコピー先口座で発注可能な銘柄名
suffix対応m、.、microなどの付加文字をどう扱うか
未対応時の処理コピーを止めるのか、ログだけ出すのか
ログSYMBOL_MAP、SYMBOL_NOT_FOUND、COPY_SKIPなどを確認する

symbol mappingが曖昧なままだと、コピー先で発注されない、別銘柄へ発注される、コピー漏れが起きるなどの確認が難しくなります。

銘柄名の違いを確認する

コピー元とコピー先でブローカーが異なる場合、同じ銘柄でも名前が違うことがあります。

たとえば、コピー元では XAUUSD、コピー先では XAUUSDc のように接尾辞が付いているケースです。

このような場合、コピーEAが銘柄名の違いを自動で認識できるとは限りません。

確認項目見るポイント
コピー元の銘柄名実際に注文された名称
コピー先の銘柄名同じ銘柄がどの名称で表示されているか
接頭辞・接尾辞名称の前後に文字が追加されていないか
銘柄変換コピーEAに名称変換・マッピング設定があるか
取引可否コピー先でその銘柄を実際に取引できるか

コピー先のロットを確認する

コピー先では、コピー元と同じロットを使う場合だけでなく、倍率や固定値で変更する場合もあります。

ロット設定例
同じロットコピー元0.10 lot → コピー先0.10 lot
倍率コピー元0.10 lot → 0.5倍 → コピー先0.05 lot
固定ロットコピー元のロットに関係なくコピー先では指定値を使用
コピー先ごとの設定コピー先AとBで異なる設定を使用

また、コピー先によって最小ロット・最大ロット・ロットの刻み幅が異なる場合があります。

コピー元では注文できるロットでも、コピー先ではその値を使えないことがあるため、口座の条件も確認してください。

ロット倍率や固定ロットはコピーEAの設定機能についての説明であり、特定のロットを推奨するものではありません。

ロット換算を確認する

コピーEAでは、コピー元のロットをコピー先へそのまま使うとは限りません。

同じロットでコピーする方式、倍率をかける方式、固定ロットにする方式、残高比率で調整する方式などがあります。

ロット方式特徴確認すること
同一ロットコピー元と同じロットで発注するコピー先の最小ロット・最大ロットに収まるか
倍率ロットコピー元ロットに倍率をかける倍率、丸め後ロット、上限ロット
固定ロットコピー元ロットに関係なく固定値で発注する固定値、最小ロット、証拠金条件
残高比率コピー元とコピー先の残高差を見て調整する計算式、丸め、上限、下限

このページでは、推奨ロットや推奨倍率は提示しません。重要なのは、コピーEAがどの方式でロットを換算し、最終的にコピー先でどのロットで発注しようとしているかをログで確認することです。

最小ロット・lot_step・丸め後ロットを確認する

コピー先口座では、コピー元と同じロットが発注できるとは限りません。

最小ロット、最大ロット、lot_stepが異なると、コピーEAは発注可能なロットへ丸める必要があります。

確認項目確認する内容
コピー元ロットコピー元で実際に発注されたロット
換算前ロット倍率や固定方式を適用する前後の計算値
最小ロットコピー先で発注可能な最小ロット
lot_step0.01単位、0.1単位などの発注刻み
丸め後ロット実際に発注要求へ使うロット
上限ロット設定上限や銘柄上限を超えていないか

ログでは、source_lot、mapped_lot、normalized_lot、volume_min、volume_stepのように、計算過程を分けて確認できると確認しやすくなります。

コピー先のロットが違うとき

コピー先のロットがコピー元と違う場合は、まずロットの設定方法を確認します。

コピーEAによっては、コピー元と同じロットを使うだけでなく、倍率や固定値を使ってコピー先のロットを変更できます。

確認項目確認内容
コピー元ロット元の注文が何lotだったか
倍率0.5倍、1.0倍、2.0倍などが設定されていないか
固定ロットコピー元に関係なく一定値を使う設定になっていないか
最小ロットコピー先で注文できる最小値
最大ロットコピー先で注文できる最大値
ロットステップ0.01、0.1など注文できる刻み幅

たとえば計算結果が0.015 lotでも、コピー先が0.01単位でしか注文できない場合は、実際に使用される値が変わることがあります。

また、コピー先口座の条件によっては、計算されたロットで注文できずエラーになる場合もあります。

新規注文だけでなく決済も確認する

コピーEAでは、新規注文がコピーされることだけでなく、ポジションを閉じたときにコピー先も正しく決済されるかが重要です。

操作確認したいこと
通常決済コピー元を決済したときコピー先も決済されるか
手動決済手動で閉じた場合もコピーされるか
部分決済一部だけ閉じた場合に対応しているか
SL / TP設定・変更・決済をどこまでコピーするか
一括決済複数ポジションをまとめて閉じた場合に対応するか

特に部分決済は、コピー元とコピー先のロットが違う場合に確認が必要です。

商品ページを見るときは、「決済同期対応」という言葉だけではなく、自分が使う決済方法まで対応しているかを確認してください。

決済同期を確認する

コピーEAでは、コピー元の決済がコピー先へ反映されるかも重要です。

エントリーだけ同期していても、コピー元の決済がコピー先へ反映されなければ、コピー先にポジションが残る可能性があります。

確認項目確認する内容
コピー元決済コピー元で対象ポジションが決済されたか
リンク情報コピー元ticketとコピー先ticketが対応しているか
決済要求コピー先へ決済要求を出したか
決済成功コピー先ポジションが実際に消えたか
決済失敗retcode、取引時間、既に決済済みなどの理由を確認する
同期チェックコピー元とコピー先のポジション数が一致しているか

決済同期では、コピー元にポジションがないのにコピー先に残っていないか、コピー先で重複ポジションが残っていないかを確認してください。

コピー漏れ・重複コピー・決済漏れを確認する

コピーEAの検証では、正常にコピーできたケースだけでなく、コピー漏れ、重複コピー、決済漏れの確認も必要です。

症状確認するログ主な確認内容
コピー漏れCOPY_SOURCE、COPY_SKIP、ORDER_FAIL検出できたか、見送ったか、発注失敗したか
重複コピーLINK_MAP、DUPLICATE_CHECK、SYNC_CHECK同じコピー元ticketを二重に処理していないか
決済漏れCLOSE_SOURCE、CLOSE_SYNC、CLOSE_FAILコピー元決済に対応してコピー先が閉じたか
ロット不一致LOT_MAP、NORMALIZED_LOT、ORDER_RESULT換算後ロットと約定ロットが一致しているか
銘柄不一致SYMBOL_MAP、SYMBOL_NOT_FOUNDコピー先銘柄を正しく解決できたか

コピーEAの確認では、コピー元とコピー先のポジション数、方向、ロット、銘柄、決済状態をセットで比較することが重要です。

決済されない・決済が遅れるとき

新規注文はコピーされるのに、決済だけが合わない場合は、どの方法で決済したときに問題が起きたかを確認してください。

決済方法確認したいこと
通常決済コピー元を閉じたときコピー先も閉じたか
手動決済手動で閉じた操作も同期対象になっているか
部分決済一部のロットだけ閉じる処理に対応しているか
SL / TP設定・変更・約定をどのように同期する商品か
一括決済複数ポジションを閉じた場合も正しく認識されるか

特に部分決済では、コピー元とコピー先のロットが最初から異なっていると、閉じる数量にも違いが出る場合があります。

問題が起きた決済方法と時刻を控えておくと、ログを確認しやすくなります。

一部のポジションだけコピーされないとき

複数の注文のうち一部だけがコピーされない場合は、コピーされた注文とコピーされなかった注文を比べてみてください。

  • Magic Numberが違っていないか
  • 銘柄が違っていないか
  • 手動注文とEA注文の違いがないか
  • コピー対象となる時間帯が違っていないか
  • コピー先でその注文だけエラーになっていないか
  • 注文数やポジション数に制限がないか

「成功した注文」と「失敗した注文」の違いを確認すると、設定や環境の差を見つけやすくなります。

複数のコピー先を使う場合

1つのコピー元から複数口座へコピーしたい場合は、複数のコピー先に対応しているかを確認します。

また、コピー先ごとにコピー対象やロットを変えたい場合は、それぞれ別々に設定できることも重要です。

使い方確認すること
1コピー元 → 1コピー先基本的な1対1コピー
1コピー元 → 複数コピー先複数口座へ同時にコピーできるか
複数コピー元 → 1コピー先複数のコピー元を1口座で受けられるか
複数コピー元 → 複数コピー先コピーする組み合わせを指定できるか

複数口座で使う場合は、コピー先ごとのMagic Number、対象銘柄、ロット設定も分けて確認しておきましょう。

複数のコピー先を使っている場合

1つのコピー元から複数口座へコピーしている場合、すべてのコピー先で同じ結果になるとは限りません。

コピー先Aでは正常なのにコピー先Bだけ動かない場合は、B側の設定や口座環境を確認します。

コピー先ごとに確認内容
MT4 / MT5どの環境を使用しているか
対象設定Magic Number・銘柄などの条件
ロット設定倍率・固定値など
口座条件最小ロット、ロットステップ、対象銘柄
EAの起動コピー先のEAが正常に動いているか
ログ注文受信・注文結果・エラー

VPSでコピーEAを使う場合

コピーEAを長時間使用する場合、VPSでMT4・MT5を動かすことがあります。

VPSを使えば自宅PCを常時起動する必要はありませんが、VPSに設置しただけでコピーEAが自動的に安定するわけではありません。

  • コピー元・コピー先のMT4・MT5が起動しているか
  • それぞれのEAが正常に起動しているか
  • 必要な自動売買設定が有効か
  • 商品によってDLL許可が必要か
  • ブローカーサーバーへ接続されているか
  • VPS再起動後もMT4・MT5が起動しているか
  • 起動後のExperts・Journalログにエラーがないか

Windows UpdateやVPS再起動のあとにコピーされなくなった場合は、まずMT4・MT5とコピーEAが再起動しているかを確認してください。

PC・VPSを再起動したあとに動かない場合

それまで正常にコピーできていたのに、PCやVPSを再起動してから動かなくなった場合は、MT4・MT5とコピーEAの起動状態を確認してください。

  • コピー元のMT4・MT5が起動しているか
  • コピー先のMT4・MT5が起動しているか
  • コピーEAがチャートに入っているか
  • 必要な自動売買・DLL設定が有効か
  • ブローカーサーバーへ接続されているか
  • 起動直後のログにエラーが出ていないか

複数のMT4・MT5を同じVPSで使っている場合は、どの端末がコピー元・コピー先なのかも確認しておきましょう。

コピー元とコピー先の結果が完全に同じとは限らない

コピーEAが正常に動いていても、コピー元とコピー先の注文価格や損益が完全に同じになるとは限りません。

コピー元で注文が発生してからコピー先で注文されるまでにも価格は動きます。また、ブローカーや口座が異なればスプレッドや約定条件も違う場合があります。

違いが出る主な要因内容
市場価格コピー処理中にも価格が変動する
スプレッドコピー元とコピー先で異なることがある
通信情報が届くまでの時間が異なる場合がある
約定条件口座やブローカーごとに違う場合がある
銘柄仕様ロットや取引条件が異なる場合がある

そのため、コピーEAを確認するときは「損益が同じか」だけではなく、「必要な注文や決済がコピーされたか」を確認することが大切です。

GOLD / XAUUSDで注意したいスプレッドと約定差

GOLD / XAUUSDでは、コピー元とコピー先でスプレッドや約定条件が異なる場合があります。

コピー元で発注されたタイミングとコピー先で発注されるタイミングには差が出ることがあり、その間に価格やスプレッドが変わる場合があります。

確認項目確認する理由
コピー元スプレッドコピー元の取引条件を確認するため
コピー先スプレッドコピー先で発注できる状態か確認するため
約定差コピー元価格とコピー先約定価格の差を見るため
発注遅延検出から発注までの時間差を見るため
ORDER_FAIL価格変動や取引条件により発注失敗していないか確認するため

スプレッドや約定差は、コピーEAの品質確認に関わる項目です。ただし、スプレッドが狭い環境や特定ブローカーを推奨するものではありません。現在の環境で、コピーEAがどのように動作したかをログで確認することが重要です。

注文価格がコピー元と違うとき

コピー元とコピー先で注文価格が少し違うことはあります。

コピーEAはコピー元で注文が発生したことを確認してから、コピー先へ注文を行います。その間にも価格は動きます。

さらに、コピー元とコピー先でブローカーが違えば、それぞれの価格やスプレッドも同じとは限りません。

価格差につながるもの内容
価格変動コピー処理中にも市場価格が変わる
スプレッドコピー元とコピー先で差がある場合がある
通信時間注文情報が伝わるまでに時間がかかる場合がある
約定条件口座・ブローカーによって注文処理条件が異なる
PC・VPS環境通信や処理の状態によって反映時間が変わる場合がある

そのため、コピー元とコピー先の注文価格が完全に同じでないことだけで、コピーEAの異常とは判断できません。

導入したら1つずつ動作を確認する

初めてコピーEAを使う場合は、最初から複数EA・複数銘柄・複数口座で試すよりも、シンプルな状態から確認する方が分かりやすくなります。

順番確認すること
1コピー元・コピー先のMT4・MT5とEAが正常に起動している
21件の新規注文がコピーされる
3その注文を決済するとコピー先も決済される
4Magic Numberや銘柄指定を確認する
5必要に応じてロット調整を確認する
6部分決済やSL / TPなどを確認する
7複数のコピー先を使用する

途中で問題が起きた場合も、どの設定を追加したあとに変化したのかが分かりやすくなります。

バックテスト・デモ環境で確認すること

コピーEAは、通常の単体EAと異なり、コピー元とコピー先の両方を確認する必要があります。

バックテストだけでは確認しにくい同期処理もあるため、デモ環境でコピー元・コピー先のログを照合することが重要です。

確認環境確認する内容
コピー元エントリー、決済、Magic Number、コメント、ticket
コピー先symbol mapping、lot mapping、発注結果、決済結果
同期確認ポジション数、方向、ロット、決済状態の一致
ログ確認COPY_SOURCE、COPY_ORDER、COPY_SKIP、CLOSE_SYNC、SYNC_CHECK
検証記録EAバージョン、setファイル、銘柄名、時間、対象Magic

コピーEAの検証では、コピー元ログだけ、コピー先ログだけではなく、両方のログを同じ時間帯で確認すると確認しやすくなります。

GOLD / XAUUSD対応コピーEA確認の実務チェック表

確認チェック項目
□コピーEA名、バージョン、setファイルを記録した
□コピー元のGOLD / XAUUSD銘柄名を確認した
□コピー先のGOLD / XAUUSD銘柄名を確認した
□symbol mappingの設定を確認した
□コピー元ロット、換算後ロット、丸め後ロットを確認した
□コピー先の最小ロット、最大ロット、lot_stepを確認した
□対象Magic Numberを確認した
□手動注文をコピー対象に含めるか確認した
□COPY_SOURCE、SYMBOL_MAP、LOT_MAP、COPY_ORDERを確認した
□COPY_SKIPやORDER_FAILの理由を確認した
□コピー元決済とコピー先決済の同期を確認した
□コピー元とコピー先のポジション数、方向、ロット、決済状態を比較した
□問い合わせ前に機密情報を除外してログを整理した

コピー元とコピー先のログを同じ時刻で確認する

設定を見ても原因が分からない場合は、コピー元とコピー先のログを確認します。

重要なのは、問題が起きた時刻のコピー元とコピー先を両方見ることです。

確認するもの見る内容
コピー元ログ注文や決済を認識しているか
コピー先ログ情報を受け取っているか、注文を実行できたか
ExpertsログEAから出力された状態・エラー
JournalログMT4・MT5や注文処理、接続状態
取引履歴実際の注文・決済時刻、ロット、価格

たとえばコピー元で10:15:03に注文されている場合は、その前後のコピー先ログを確認します。時間を合わせて見ることで、「コピー元で認識されていない」「コピー先まで届いていない」「コピー先で注文が失敗している」といった違いを確認しやすくなります。

設定を変える前に現在の状態を残しておく

問題が起きると、Magic Numberやロット倍率などをすぐ変更したくなることがあります。

ただし、複数の設定を一度に変えると、どの変更で状態が変わったのか分からなくなることがあります。

変更する前に、現在の設定画面やsetファイル、問題が起きた時刻、ログを残しておくことをおすすめします。

コピーされない・ロットが違う・決済されない場合

コピーEAが思ったように動かない場合は、症状によって確認する場所が変わります。

症状確認したいこと
注文されないMagic Number、銘柄、コピー対象、EAの起動状態、ログ
ロットが違う倍率、固定ロット、最小ロット、ロットステップ
特定銘柄だけコピーされない銘柄名、接頭辞・接尾辞、銘柄変換
決済されない決済方法、対象ポジション、Magic Number、ログ
特定口座だけ動かないコピー先ごとの設定、EA、口座条件、VPS
再起動後に動かないMT4・MT5、EA、自動売買、DLL、接続状態

まず、どのような違いが出ているか確認する

「コピーがずれる」と感じたら、最初に何が違っているのかを確認してみましょう。

症状最初に確認したいこと
注文されないコピー対象、Magic Number、銘柄、接続状態、ログ
ロットが違うロット倍率、固定ロット、最小ロット、ロットステップ
注文価格が違う価格差、スプレッド、通信時間、約定条件
決済されない決済同期の設定、対象ポジション、Magic Number、ログ
決済価格が違う価格差、スプレッド、通信時間、約定条件
一部だけコピーされない対象銘柄、Magic Number、フィルター、注文エラー
特定口座だけ動かないコピー先ごとの設定、MT4/MT5、VPS、銘柄仕様

たとえば「ロットが違う問題」と「注文そのものが届いていない問題」では、確認する場所が異なります。まず症状を1つずつ確認すると原因を探しやすくなります。

問題が続くときに用意しておきたい情報

自分で確認しても原因が分からない場合は、次の情報があると状況を確認しやすくなります。

情報内容
コピーEA名・バージョン現在使用しているもの
コピー元MT4 / MT5、銘柄、Magic Number
コピー先MT4 / MT5、銘柄、口座環境
問題の内容注文されない、ロット違い、決済されないなど
発生時刻問題が起きた日時
ロット設定同一、倍率、固定値など
ログコピー元・コピー先双方のExperts・Journal
画像設定画面や問題発生時の状態

不具合について問い合わせる場合は、不具合報告・サポート依頼の方法も確認してください。

問い合わせ前に整理したい情報

GOLD / XAUUSD対応コピーEAの動作確認を相談する場合は、コピー元とコピー先の情報を分けて整理してください。

整理項目内容
コピーEA名・バージョン使用しているコピーEAファイル名とバージョン
コピー元銘柄名XAUUSD、GOLD、suffix付き銘柄など
コピー先銘柄名コピー先で実際に発注する銘柄名
ロット換算方式同一ロット、倍率、固定、残高比率など
対象Magic Numberコピー対象に含めるMagic Number
コピー元ログエントリー・決済・ticket・Magic Number周辺
コピー先ログSYMBOL_MAP、LOT_MAP、COPY_ORDER、COPY_SKIP、CLOSE_SYNC周辺
期待した動作コピーされる、決済される、特定Magicだけ反映されるなど
実際の動作コピーされない、ロットが違う、決済されない、重複するなど

問い合わせ時には、口座番号、APIキー、Webhook URL、認証トークンなどの機密情報を含めないようにしてください。

コピーEAを選ぶときは何を見る?

これからコピーEAを選ぶ場合は、機能の数だけで比較するのではなく、自分の使い方に必要な機能があるかを確認してください。

  • MT4・MT5の必要な組み合わせに対応している
  • Magic Numberなどで必要な注文を選べる
  • 必要なロット調整方法が使える
  • 普段使う決済方法に対応している
  • 必要なコピー先数に対応している
  • 自分のPC・VPS環境で利用できる

商品を比較するポイントについては、MT5コピーEAの選び方も参考にしてください。

EAファンクラブで販売しているコピーEA

EAファンクラブでは、コピーEAをEA商品の一つとして取り扱っています。

EAFC PipeCopy Pro Ultimate DLL版の対応機能、MT4・MT5の組み合わせ、利用環境、設定方法、注意事項については商品ページで確認できます。

EAFC PipeCopy Pro Ultimate DLL版の商品詳細を見る

希望するコピー機能がない場合

特定のMagic Numberだけを独自の条件でコピーしたい、特殊なロット計算を使いたい、独自の銘柄変換や決済方法、通知機能などを追加したい場合は、コピーEAの新規開発や既存EAの改修について相談できます。

新しく作成する場合はMT5向けを基本としています。現在使用しているMT4・MT5のコピーEAについては、ソースコードや内容を確認したうえで修正できる場合があります。

EA・インジケーターの開発・改修について確認する

よくある質問

MT4からMT5へコピーできますか?

商品によって異なります。MT4→MT5を使いたい場合は、その組み合わせに対応しているコピーEAかを商品ページで確認してください。

特定のEAだけをコピーできますか?

Magic Numberなどによる対象指定に対応している商品であれば可能な場合があります。現在使用しているEAのMagic Numberを確認してください。

コピー先ごとにロットを変更できますか?

ロット倍率やコピー先ごとの設定に対応した商品であれば変更できる場合があります。対応方法は商品によって異なります。

GOLDの銘柄名が違う場合でもコピーできますか?

銘柄名の変換・対応付けができる商品であれば利用できる場合があります。コピー元とコピー先で実際に表示されている銘柄名を確認してください。

新規注文はコピーされますが決済されません。

どの方法で決済したときに問題が起きているか確認してください。通常決済、手動決済、部分決済、SL / TPなどで対応範囲が異なる場合があります。

コピーEAはVPSが必須ですか?

必ずしもすべてのコピーEAでVPSが必須とは限りません。利用する商品が必要とする環境を確認してください。長時間稼働させる場合は、MT4・MT5を安定して起動しておける環境が必要になります。

コピー元とコピー先の利益は同じになりますか?

同じになるとは限りません。価格、スプレッド、通信、約定条件、銘柄仕様などの違いによって結果に差が出る場合があります。

よくある質問

コピー元では注文されたのにコピー先では注文されません。何を確認すればよいですか?

Magic Number、対象銘柄、コピー対象の設定、コピー先EAの起動状態、コピー先での注文エラーを確認してください。コピー元とコピー先のログを同じ時刻で見ると確認しやすくなります。

コピー先のロットが違うのは不具合ですか?

必ずしも不具合とは限りません。ロット倍率や固定ロットが設定されている場合や、コピー先の最小ロット・ロットステップに合わせて値が変わる場合があります。

コピー元とコピー先の注文価格は同じになりますか?

完全に同じになるとは限りません。価格変動、スプレッド、通信時間、ブローカーごとの約定条件などによって差が出る場合があります。

特定のEAだけコピーされません。

そのEAのMagic Numberがコピー対象になっているか確認してください。EAやsetファイルを変更したあとにMagic Numberが変わっていないかも確認しましょう。

VPSを再起動してからコピーされなくなりました。

コピー元・コピー先のMT4 / MT5が起動しているか、コピーEAがチャートに入っているか、必要な自動売買・DLL設定が有効か、起動時のログにエラーがないか確認してください。

あわせて確認したいページ

今回の確認内容に関連する補足ページです。必要な項目だけ確認してください。

確認目的関連ページ
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まとめ

コピーEAを使うときは、コピー元・コピー先、MT4・MT5の組み合わせ、Magic Number、銘柄名、ロット、決済方法、複数口座、PC・VPS環境を順番に確認することが大切です。

初めて導入する場合は、まず1件の新規注文と決済から確認し、その後にMagic Number、ロット調整、複数口座などへ広げると分かりやすくなります。

また、コピーが正常でもコピー元とコピー先の価格や損益が完全に一致するとは限りません。商品ごとの対応機能と利用環境を確認したうえで使用してください。

関連ページ

確認したい内容に合わせて、次のページも参照してください。

確認分野ページ
コピーEAガイドコピーEA開発依頼ガイド|Master/Slave・Magic Number・ロット・決済同期・VPS
コピーEAガイドMT5コピーEAの選び方|Magic Number・ロット調整・決済同期・複数口座
EA運用ガイドGOLD / XAUUSD対応EA導入・運用完全ガイド|銘柄仕様・スプレッド・ログ・VPS

お問い合わせはEAFC公式LINEへ

コピーEAの選び方、導入方法、注文がコピーされない場合の確認、現在使っているコピーEAの修正や新規開発について確認したい場合は、EAFC公式LINEよりお問い合わせください。

お問い合わせの際は、利用しているMT4・MT5、コピー元・コピー先の構成、銘柄、Magic Number、ロット設定、問題が起きた場合は発生時刻やログなど、分かる範囲でお知らせください。

※口座番号、ログイン情報、VPSログイン情報、Webhook URL、APIキー、認証トークンなどの機密情報は送信しないでください。

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