EA運用ガイド

MT5でEAのsetファイルを送る前に確認すること

MT5でEAのsetファイルを送る前に確認することの内容を表す、設定差分・機密情報・ログの確認用アイキャッチ画像
EAファンクラブ

MT5でEAのsetファイルを送る前には、どのEAの、どのバージョンの、どの環境で使う設定なのかを整理しておく必要があります。

setファイルには、ロット、Magic Number、稼働時間、最大ポジション数、スプレッド制限、通知設定、WebRequest関連、外部連携、認証キーなど、EAの動作に関係する入力値が含まれる場合があります。

確認せずにそのまま送ると、意図しないロット設定が共有されたり、Webhook URLやAPIキーなどの外部連携情報が含まれたり、EAのバージョン違いによって設定値の意味がずれたりすることがあります。

この記事では、MT5でEAのsetファイルを送る前に確認したい項目を、setファイルの役割、EA名・バージョン、Magic Number、ロット、通知・外部連携、個人情報、ログ確認、問い合わせ前整理に分けてまとめます。

なお、この記事はMT5 EAのsetファイル共有、設定確認、導入補助、ログ確認を目的とした技術記事です。特定の売買判断、利益、勝率、損失回避を保証するものではありません。

この記事で確認すること

setファイルは入力パラメータの保存物として確認する

MetaTrader 5では、EAやインジケーターの入力パラメータを保存・読み込みでき、Strategy Testerのパラメータセットもsetファイルとして保存して別のPCや利用者へ渡せます。ただし、setファイルだけで端末設定、ブローカーの銘柄仕様、口座状態、外部サービス側の設定まで同一になるわけではありません。再現確認では、set以外の条件も別に記録してください。

  • 対象EA名・バージョン・用途を記録する
  • 変更した入力値と元の値を比較できるようにする
  • Webhook URL・APIキー・認証情報など秘密値を確認する
  • setだけでなく銘柄・時間足・口座条件・ログなど外部条件も一緒に記録する
  • setファイルとは何か
  • setファイルを送る前に確認する基本項目
  • EA名、バージョン、対象口座、対象銘柄の整理
  • Magic Number、ロット、最大ポジション数の確認
  • 通知URL、Webhook、APIキー、認証情報の扱い
  • 送ってよい情報と伏せた方がよい情報
  • 不具合確認でsetファイルと一緒に送る情報
  • setファイル名の付け方と差分管理
  • Expertsログ・Journalログとの照合方法

setファイルとは

EAのInputs設定を保存したファイル

setファイルとは、MT5 EAのInputs設定を保存したファイルです。

EAの設定画面で変更した値を保存しておくことで、別のチャート、別のMT5環境、バックテスト、導入確認、不具合確認などで同じ設定を再現しやすくなります。

項目意味確認すること
setファイルEAのInputs設定を保存したファイルどのEA・どのバージョン用か確認する
InputsEAの入力パラメータロット、Magic Number、時間設定など
EAファイル実行するEA本体.ex5や.mq5の対象を確認する
バックテスト設定テスターで使用する条件銘柄、時間足、期間、スプレッドと合わせて確認する
運用設定リアル・デモで使う設定口座タイプや銘柄仕様に合うか確認する

setファイルだけでは環境を再現できない

setファイルはEAのInputs設定を保存するものですが、口座環境、銘柄仕様、MT5設定、WebRequest許可URL、VPS状態、ブローカーの取引条件までは含みません。

そのため、同じsetファイルを使っても、別口座・別ブローカー・別VPSでは動作や結果が変わる場合があります。

setファイルを送る前に確認する基本

どのEA用のsetファイルか明確にする

setファイルを送る時は、必ずEA名、EAバージョン、対象銘柄、時間足、用途を一緒に整理してください。

EAのバージョンが違うと、同じinput名でも意味が変わったり、入力項目の順番や初期値が変わったりする場合があります。

確認項目確認する内容理由
EA名どのEAの設定か別EAのsetファイルと混同しないため
EAバージョン対象EAのバージョン入力項目の違いを確認するため
MT4 / MT5どちらのEA用かファイル形式や設定項目が異なるため
対象銘柄USDJPY、GOLD、XAUUSDなど銘柄仕様によって値の意味が変わるため
時間足M1、M5、M15、H1などEAの想定条件を確認するため
用途バックテスト、デモ、リアル、調査用使う場面によって確認内容が変わるため
作成日いつ保存したsetか変更履歴を追いやすくするため

送る前にInputs画面で再確認する

setファイルを保存した後でも、実際に送る前にEAのInputs画面で値を確認してください。

特に、ロット、Magic Number、最大ポジション数、稼働時間、通知ON/OFF、WebRequest関連、認証情報は、意図しない値のまま送らないよう注意が必要です。

  • EA名とバージョンを確認する
  • 対象銘柄と時間足を確認する
  • setファイルを保存した日時を確認する
  • ロットと最大ポジション数を確認する
  • Magic Numberを確認する
  • 通知URLや認証キーが含まれていないか確認する
  • 送付目的を明確にする

ロット・Magic Number・最大ポジション数を確認する

リスクに直結する項目を確認する

setファイルには、EAのリスクに直結する設定が含まれる場合があります。

初期ロット、最大ロット、ナンピン倍率、最大ポジション数、損切り、利確、証拠金関連の制限などは、送る前に必ず確認してください。

設定項目確認する内容注意点
初期ロット最初の注文数量口座残高に対して大きすぎないか
追加ロットナンピンや追加注文の数量合計ロットを確認する
ロット倍率追加ごとのロット増加最大本数到達時のロットを確認する
Magic NumberEAのポジション識別番号複数EAやコピーEAで混同しないか
最大ポジション数同時保有できる上限全体・方向別・ロジック別を確認する
SL / TP損切り・利確条件内部決済と口座側SLを分けて確認する
稼働時間EAが動く時間帯サーバー時間とPC時間を混同しない

Magic Numberは共有目的に合わせて確認する

Magic Numberは、EAが注文やポジションを識別するための番号です。

複数EA運用、複数チャート運用、コピーEA、決済補助ツール、不具合確認では、Magic Numberが重要になります。setファイルを送る時は、意図したMagic Numberになっているか確認してください。

通知URL・認証情報・外部連携を確認する

そのまま送ると危険な情報が含まれる場合がある

EAによっては、setファイル内にWebhook URL、GAS URL、APIキー、認証キー、ライセンスキー、外部連携用トークンなどが含まれる場合があります。

これらは通知先や外部サービスへ接続できる情報になることがあるため、送る前に必ず確認してください。

情報含まれる可能性注意点
Discord Webhook URL通知対応EAやインジで含まれる場合がある通知先へ投稿できる情報のため伏せる
Google Apps Script URLGoogle Sheets連携で含まれる場合がある外部書き込み先に関係するため注意
APIキー外部サービス連携で含まれる場合があるそのまま共有しない
ライセンスキー認証付きEAで含まれる場合がある必要に応じて一部を伏せる
口座番号認証やコメントに含まれる場合がある必要がある場合でも一部を伏せる
メール設定通知EAで含まれる場合がある認証情報や送信先に注意する

外部連携の調査では伏せ方を決める

通知や外部連携の不具合確認では、Webhook URLやGAS URLの一部確認が必要になる場合があります。

ただし、URL全文やAPIキー全文をそのまま送るのではなく、必要に応じて一部を伏せ、送信先の種類、設定箇所、ログ上のエラー内容を整理してください。

送ってよい情報・伏せた方がよい情報

確認に必要な情報と不要な情報を分ける

setファイルを送る時は、確認に必要な情報と、送らない方がよい情報を分けて考えます。

EAの設定確認には、EA名、バージョン、対象銘柄、時間足、setファイル、ログが役立ちます。一方で、MT5ログインパスワード、VPSログイン情報、APIキー全文などは通常不要です。

分類情報扱い
送ると確認しやすいEA名・バージョン対象EAを特定するために有用
送ると確認しやすい対象銘柄・時間足設定値の前提確認に有用
送ると確認しやすいsetファイルInputs設定確認に有用
送ると確認しやすいExpertsログ・Journalログ実際の挙動確認に有用
伏せた方がよいMT5ログインパスワード設定確認には不要
伏せた方がよいVPSログイン情報リモート接続情報のため送らない
伏せた方がよいWebhook URL・APIキー外部サービスへ接続できるため注意
伏せた方がよいライセンスキー全文利用権限に関係するため注意

スクリーンショットも確認する

setファイルと一緒にInputs画面やログのスクリーンショットを送る場合、口座番号、認証キー、Webhook URL、APIキー、VPS情報が映り込むことがあります。

共有前に、不要な情報が表示されていないか確認してください。

  • MT5ログインパスワードは送らない
  • VPSログイン情報は送らない
  • Webhook URLやAPIキーは必要に応じて伏せる
  • ライセンスキー全文をそのまま送らない
  • スクリーンショット内の口座番号や通知URLを確認する
  • 必要な場合は一部伏せた状態で共有する

不具合確認でsetファイルを送る場合

setファイルだけでなくログも必要になる

EAが動かない、エントリーしない、通知が届かない、外部連携が失敗する場合、setファイルだけでは原因を判断できないことがあります。

setファイルは設定値の確認に役立ちますが、実際にEAがどう判断したかはExpertsログやJournalログで確認します。

不具合内容setファイルで見ることログで見ること
EAが起動しない認証設定、外部連携設定初期化エラー、認証結果
エントリーしない稼働時間、スプレッド制限、フィルター設定見送り理由、条件不成立、注文許可
注文エラーが出るロット、SL/TP、最大ポジション数retcode、証拠金不足、ロット不正
通知が届かない通知ON/OFF、Webhook URL、WebRequest関連HTTPステータス、送信失敗、GetLastError
外部連携が動かないGAS URL、API設定、送信間隔通信結果、レスポンス本文、parse error
別EAを操作しているMagic Number、対象銘柄対象ポジション、注文番号、決済理由

再現条件も一緒に整理する

不具合確認では、setファイル、ログ、スクリーンショットに加えて、発生日時、対象銘柄、時間足、口座タイプ、再現手順を整理してください。

どの状態で、どの操作をした時に、どのような結果になったのかが分かると、原因を分けて確認しやすくなります。

setファイル名と差分管理

ファイル名で内容が分かるようにする

setファイルは、ファイル名だけでは中身が分かりにくい場合があります。

EA名、バージョン、銘柄、時間足、用途、日付などをファイル名に入れておくと、後から確認しやすくなります。

ファイル名に入れる候補例理由
EA名EANameどのEA用か分かるようにする
バージョンv1_20EA更新前後の違いを確認する
銘柄USDJPY、XAUUSD対象チャートを分かりやすくする
時間足M5、M15、H1想定時間足を分かりやすくする
用途BT、DEMO、LIVE、CHECKバックテスト用か実運用用か分ける
日付20260528いつ保存した設定か分かるようにする
メモlowlot、notify_on重要な変更点を残す

上書き前に変更前ファイルを残す

設定を変更する場合は、変更前のsetファイルを残してから新しいsetファイルを保存してください。

上書きだけで管理すると、不具合発生時に「どの設定で動いていたか」が分からなくなります。

バックテスト用setと実運用用setを分ける

用途が違うsetを混同しない

バックテスト用setファイルと、デモ運用・リアル運用で使うsetファイルは、分けて管理してください。

バックテストでは固定スプレッドや検証用のロットを使っている場合があります。実運用用のsetと混同すると、想定外の設定でEAを動かす可能性があります。

用途確認すること注意点
バックテスト用期間、スプレッド、初期残高、ロット検証条件とセットで保存する
デモ確認用実環境に近い設定か通知先や外部連携先を確認する
リアル運用用ロット、最大ポジション、認証、通知慎重に確認してから使う
調査用ログON、テストモード、通知テスト本番用と混同しない
開発確認用検証用input、デバッグ設定通常運用へ戻し忘れない

問い合わせ前に整理すること

送ると確認しやすい情報

setファイルを送って確認を依頼する場合は、setファイル単体ではなく、対象EAや発生状況も一緒に整理してください。

情報理由
EA名とバージョン対象EAの仕様を確認するため
setファイルInputs設定を確認するため
対象銘柄・時間足設定値の前提を確認するため
口座タイプ最小ロット、手数料、銘柄仕様を確認するため
発生日時該当ログを探しやすくするため
ExpertsログEA側の初期化、判定、見送り理由を確認するため
JournalログMT5全体や注文処理を確認するため
スクリーンショットInputs、チャート、ログ、ポジション状態を確認するため
再現手順どの操作や条件で問題が出たか確認するため

setファイルだけで判断できないこともある

setファイルは設定値の確認には有効ですが、EAが実際にどう動いたかまでは分かりません。

不具合確認では、setファイル、ログ、取引履歴、スクリーンショット、再現条件をセットで確認することが重要です。

記事固有の実務チェック表

  • EA名とバージョンを確認した
  • 対象銘柄と時間足を確認した
  • setファイルの用途を確認した
  • ロット、最大ポジション数、SL/TPを確認した
  • Magic Numberを確認した
  • 稼働時間、スプレッド制限、外部制御設定を確認した
  • Webhook URL、GAS URL、APIキー、認証キーが含まれていないか確認した
  • スクリーンショット内の口座番号や認証情報を確認した
  • バックテスト用setと実運用用setを混同していない
  • 変更前後のsetファイルを分けて保存した
  • 不具合確認用にExpertsログとJournalログを整理した
  • 送らない方がよい情報を伏せた

よくある質問

setファイルだけ送れば設定確認できますか?

setファイルでInputs設定は確認できますが、EA名、バージョン、対象銘柄、時間足、口座タイプ、ログがないと判断できない場合があります。必要に応じて、ExpertsログやJournalログも一緒に整理してください。

setファイルに個人情報は含まれますか?

EAの仕様によっては、Webhook URL、GAS URL、APIキー、認証キー、ライセンスキー、口座番号などが含まれる場合があります。送る前に内容を確認してください。

Magic Numberはsetファイルに含まれますか?

EAのInputsにMagic Numberがある場合、setファイルに含まれることが多いです。複数EA、複数チャート、コピーEA、決済補助ツールを使う場合は特に確認してください。

バックテスト用setをそのままリアル運用で使ってよいですか?

そのまま使う前に確認が必要です。バックテスト用setは、検証用ロット、固定スプレッド、テスト用通知先、デバッグ設定が含まれる場合があります。リアル運用用とは分けて管理してください。

通知が届かない時はsetファイルだけで原因が分かりますか?

setファイルで通知ON/OFFやWebhook URLの有無は確認できますが、実際の通信結果はExpertsログで確認する必要があります。WebRequest許可URL、HTTPステータス、GetLastErrorも確認してください。

setファイルを送る時のファイル名はどうすればよいですか?

EA名、バージョン、銘柄、時間足、用途、日付が分かる名前にすると確認しやすくなります。例として、EA名_v120_XAUUSD_M15_DEMO_20260528 のように整理します。

setファイル比較で最初に決める基準

setファイルを比べる前に、どのファイルを基準にするかを決めます。基準が曖昧なまま数値だけを見ると、バックテスト用・デモ用・運用確認用の違いを設定差分と誤認しやすくなります。

基準ファイルを一つ決める

現在使っている設定、変更前の設定、確認済みの設定のどれを基準にするかをファイル名と保存日時で明記してください。

用途の違うsetを混ぜない

バックテスト、デモ、リアル運用、調査用では目的が違います。同じEA名でも用途が違うsetは別グループとして比べます。

基準の種類使う場面確認する情報
変更前設定変更の影響を確認する保存日時、旧バージョン、元の用途
変更後新しい設定を確認する変更項目、変更理由、適用環境
確認済み再現や問い合わせの基準にするEA名、バージョン、銘柄、時間足
用途別バックテスト・デモ・運用を分ける期間、スプレッド、口座環境

VPSとローカルの差を分けて確認する

同じsetでも環境が違う

VPSとローカルPCで同じsetを読み込んでも、MT5のバージョン、銘柄名のsuffix、サーバー時間、WebRequest許可、口座仕様が違えば動作結果が変わることがあります。

環境情報を比較対象に含める

設定差分だけで判断せず、同じEA・同じset・同じ銘柄・同じ時間足で確認できているかを揃えます。

環境項目ローカルVPS
MT5バージョンインストール版と更新日インストール版と更新日
銘柄名USDJPY、GOLD、suffixUSDJPY、GOLD、suffix
時間PC時間、サーバー時間サーバー時間、VPS時刻
許可設定自動売買、WebRequest自動売買、WebRequest
口座条件口座種別、最小ロット、stops level口座種別、最小ロット、stops level

設定差分を確認する順番

まず識別情報を見る

最初にEA名、バージョン、MT4・MT5、対象銘柄、時間足、用途、保存日時を確認します。識別情報が違うファイルを数値だけ比較しないでください。

次に動作へ影響する項目を見る

その後にロット、Magic Number、最大ポジション、稼働時間、方向制限、スプレッド、TP、SL、追加注文、通知を確認します。

順番比較項目差分がある時の確認
1EA名・バージョン・用途別ファイルではないか
2銘柄・時間足・口座同じ環境で再現できるか
3稼働・方向・時間制限注文条件が変わらないか
4ロット・Magic・最大数対象ポジションや数量が変わらないか
5TP・SL・追加注文決済とリスク条件が変わらないか
6通知・外部連携送信先や許可設定が変わらないか

旧EAと新EAで入力項目が変わる場合

同名項目でも意味を確認する

EAを更新すると、項目名、初期値、単位、上限、削除された項目が変わることがあります。旧setを新しいEAへそのまま読み込まず、読み込み後のInputs画面を確認してください。

なくなった項目を見落とさない

旧setにあって新EAにない項目は、別の項目へ統合されたのか、機能自体がなくなったのかを確認します。

差分の種類例確認方法
項目名変更旧名称と新名称が違う説明文と処理内容を確認
単位変更pips、point、価格差入力単位と銘柄桁を確認
初期値変更ON/OFF、数値、時間読み込み後の表示値を確認
項目削除旧setにだけ存在する代替項目や仕様変更を確認
追加項目新EAにだけ存在する初期値のまま動かしてよいか確認

Experts・Journalログとset差分を組み合わせる

ExpertsでEA側の判定を見る

Expertsログでは初期化、条件成立、見送り、注文、決済、通知の処理を確認します。setの差分と同じ時刻のログを照合すると、設定変更が動作へ影響したかを追いやすくなります。

Journalで端末側の状態を見る

Journalログでは接続、注文受付、エラー、WebRequest、口座側の応答を確認します。EAの設定だけでなく端末や口座の条件も合わせて見ます。

症状setで見る項目ログで見る項目
エントリーしない時間、方向、スプレッド、フィルター見送り理由、条件判定
注文エラーロット、SL/TP、最大数retcode、証拠金、銘柄仕様
通知が届かない通知ON/OFF、URL設定HTTP結果、送信エラー
別ポジションを扱うMagic、銘柄、方向対象番号、注文・決済記録

再現確認に揃える情報

同じ条件を記録する

設定差分の確認では、ファイルだけでなく、発生日時、銘柄、時間足、口座、EAバージョン、MT5バージョンを揃えます。

再現しない時も情報を残す

再現しない場合は、再現しなかった条件も残してください。発生時と同じ条件を一つずつ戻すことで、環境差や設定差を分けて確認できます。

情報記録例理由
発生日時日付、時刻、サーバー時刻該当ログを探すため
対象環境ローカル・VPS、MT5版、口座環境差を確認するため
対象チャート銘柄、suffix、時間足同じ条件を再現するため
操作読み込み、再起動、設定変更発生手順を確認するため
結果注文、見送り、エラー、通知期待値と実際を比べるため

setファイルの保存名と差分を揃える

ファイル名に識別情報を入れる

EA名、バージョン、銘柄、時間足、用途、保存日をファイル名に入れると、基準setを選びやすくなります。

変更前後を別に残す

上書きする前に変更前を残し、変更した項目と変更理由を短く記録します。数値だけでなく、なぜ変えたかが分かると再確認しやすくなります。

EAName_v1_20_USDJPY_M15_DEMO_20260815.set
EAName_v1_20_USDJPY_M15_DEMO_20260816_changed.set

変更項目:
max_positions: 3 -> 2
spread_limit: 25 -> 18
notify_enabled: true -> false
ファイル名の項目例確認すること
EA名EAName対象EAを間違えていないか
バージョンv1_20Inputs項目の世代を確認
銘柄・時間足USDJPY_M15対象チャートを確認
用途BT、DEMO、LIVE、CHECK確認目的を分ける
日付20260816保存時点を追跡する

目的別に比較結果を整理する

バックテストと運用確認を分ける

バックテスト用setの結果をそのままデモや運用の判断に使わず、期間、スプレッド、初期残高、口座条件を分けて確認します。

相談用の比較結果を作る

相談時は、基準set、比較set、差分項目、発生した症状、ログの時刻を一つの説明にまとめると、確認対象が明確になります。

用途主な条件混同しない項目
バックテスト期間、モデル、スプレッド、初期残高実口座の約定や通知
デモ確認実環境に近い口座、銘柄、時間過去データだけの結果
運用確認ロット、最大数、停止条件、通知検証専用の設定
不具合調査ログ、再現手順、変更前後結果だけの推測

set比較の実務チェックリスト

比較前に確認する項目

比較前にファイルの身元と用途を確認し、同じ条件を比べていることを確かめます。

比較後に確認する項目

差分が動作へ影響するかをログと再現確認で見て、数値の違いだけで不具合と断定しないようにします。

確認完了の目安
基準setファイル名、保存日時、用途が分かる
EA情報EA名とバージョンが一致する
環境銘柄、時間足、口座、VPS・ローカルが分かる
設定ロット、Magic、制限、決済、通知を確認した
ログExperts・Journalの時刻を照合した
秘密情報URL、キー、パスワードを伏せた
再現操作と結果を記録した

比較後に相談する時のまとめ方

最初に結論を書く

「どのsetを基準にし、どの項目を変更し、どの環境で何が起きたか」を最初に書くと、確認する順番が分かります。

必要な資料だけを送る

set、Experts、Journal、画面、再現手順を必要な範囲で整理し、ログイン情報や接続できるURLは送らないでください。

相談文に入れる内容記入例
目的旧setと新setの差分で注文条件を確認したい
基準20260815保存のDEMO用set
変更最大ポジション、スプレッド制限、通知設定
環境VPS、MT5、GOLD、M15
結果Expertsには見送り、Journalには注文エラー
添付伏せたset、該当時刻のログ、画面

set比較でよくある質問

setファイルを比較する時、最初に何を見ればよいですか?

EA名、バージョン、対象銘柄、時間足、用途、保存日時を確認し、基準にするsetを一つ決めます。その後にロット、Magic Number、制限、決済、通知の差分を見ます。

旧setを新しいEAに読み込んでもよいですか?

そのまま読み込まず、EAのバージョンとInputs項目を確認してください。項目名、単位、初期値、削除された設定が変わっている場合があります。

setの違いだけでEAの不具合と判断できますか?

設定差分だけでは判断できません。ExpertsとJournalの該当時刻、銘柄仕様、口座条件、MT5の状態を合わせて確認し、再現条件を整理します。

VPSで動かしているEAの比較では何に注意しますか?

VPSとローカルPCのMT5バージョン、時刻、銘柄名、suffix、自動売買とWebRequestの許可、口座条件を揃えます。同じsetでも環境差で結果が変わることがあります。

setファイル比較の相談では何を送ればよいですか?

基準setと比較set、EA名・バージョン、銘柄・時間足、VPSかローカルか、変更点、発生日時、Experts・Journal、再現手順を整理してください。パスワード、Webhook URL、APIキーなどは送らないでください。

確認結果を一つの記録にまとめる

確認した内容を残すときは、設定値だけでなく、対象の環境・操作・結果を一緒に整理してください。

確認の区分残す情報照合すること
対象の識別EA名・バージョン・用途・保存日時基準setと比較setを区別する
差分ロット・Magic・最大数・稼働時間・TP/SL・通知変更した項目と理由を同じメモに残す
発生時の情報銘柄・時間足・口座・端末・発生時刻set単体でなくExperts・Journalと照合する
共有前ログイン情報・Webhook URL・GAS URL・キー送信不要な情報を伏せる

補足して確認したいページ

主題に関連する確認ページです。必要な項目だけ参照してください。

確認目的関連ページ
「EA setファイル 共有 注意点」の読後に「MT5でEAを更新・差し替えする前に確認すること」を補足確認MT5でEAを更新・差し替えする前に確認すること
「EA setファイル 共有 注意点」の読後に「setファイルとは」を補足確認setファイルとは

まとめ

MT5でEAのsetファイルを送る前には、EA名、バージョン、対象銘柄、時間足、用途、作成日を整理してください。setファイルだけでは、口座環境や銘柄仕様、MT5設定、WebRequest許可までは再現できません。

setファイルには、ロット、Magic Number、最大ポジション数、SL/TP、稼働時間、通知設定、外部連携、認証情報などが含まれる場合があります。送る前に、不要な情報や伏せるべき情報が含まれていないか確認してください。

不具合確認では、setファイルだけでなく、Expertsログ、Journalログ、発生日時、対象銘柄、時間足、スクリーンショット、再現手順をセットで整理することが重要です。

バックテスト用set、デモ確認用set、リアル運用用set、調査用setは分けて管理し、変更前後のファイルを残してください。ファイル名にはEA名、バージョン、銘柄、時間足、用途、日付を入れておくと、後から確認しやすくなります。

準備した内容を確認しながら、EAFC公式LINEから開発や設定確認についてご相談ください。

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