setファイルの使い方
このページでは、MT4/MT5のEAやインジケーターで使う setファイル の基本的な使い方を整理します。
setファイルは、EAやインジケーター本体ではありません。Inputs設定を保存した設定ファイルです。EAやインジケーターをチャートへ設置した後、設定画面から読み込んで使用します。
注意:setファイルは、売買結果や利益を保証するものではありません。設定値は動作条件や検証条件を再現しやすくするためのものです。実運用前には、必ずデモ環境やバックテストで内容を確認してください。
setファイルとは
setファイルは、MT4/MT5のEAやインジケーターのInputs設定を保存したファイルです。
| 項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 役割 | EAやインジケーターの入力値を保存する | EA本体やインジケーター本体ではありません。 |
| 拡張子 | .set | ファイル名が似ていても、対象EA・対象バージョンが違う場合があります。 |
| 読み込み場所 | EA・インジケーター設定画面のInputsタブ | ファイルをフォルダへ置くだけでは設定は反映されません。 |
| 主な用途 | 初期設定、検証条件、配布設定、再現条件の共有 | 設定値の意味を理解せずに実運用しないでください。 |
| 注意情報 | 通知URL、認証情報、口座関連設定が入る場合がある | 他人へ送る前に機密情報が含まれていないか確認してください。 |
setファイルを読み込む手順
setファイルは、EAまたはインジケーターをチャートへ設置した後に読み込みます。
- MT4/MT5で対象のチャートを開きます。
- EAまたはインジケーターをチャートへ設置します。
- 設定画面の「Inputs」タブを開きます。
- 「読み込み」または「Load」をクリックします。
- 対象のsetファイルを選択します。
- 読み込まれた入力値を確認します。
- OKを押してチャートへ反映します。
ポイント:setファイルを読み込んだだけで完了ではありません。読み込み後に、Inputsの値が想定どおり反映されているか確認してください。
setファイルを保存する手順
現在のInputs設定を保存したい場合は、設定画面からsetファイルとして保存できます。
- チャート上のEAまたはインジケーターを右クリックします。
- 「エキスパートアドバイザ」または「インディケータリスト」から対象を開きます。
- 設定画面の「Inputs」タブを開きます。
- 「保存」または「Save」をクリックします。
- 分かりやすい名前で保存します。
ファイル名の付け方
setファイルは、後から見ても内容が分かる名前にすると管理しやすくなります。
| 例 | 意味 | 注意点 |
|---|---|---|
| EAName_GOLD_M15_demo.set | EA名、銘柄、時間足、用途を含める | 実口座情報や個人情報は入れないでください。 |
| EAName_v120_default.set | EA名とバージョンを含める | バージョン違いによるInputs不一致を避けやすくなります。 |
| Test_2026-05-18.set | 検証日を含める | 何を検証した設定か、別途メモがあると安全です。 |
setファイルを使う前に確認すること
| 確認項目 | 内容 | 確認理由 |
|---|---|---|
| 対象EA・インジ名 | setファイルがどのEA・インジケーター用か | 別ファイル用のsetを読み込むと、想定外の設定になる場合があります。 |
| バージョン | setファイル作成時のEA・インジ版 | Inputs項目が追加・削除されている場合があります。 |
| MT4 / MT5 | どちらの端末用か | MT4用とMT5用では仕様が異なる場合があります。 |
| 銘柄・時間足 | 想定されているsymbolとtimeframe | 検証条件や表示条件が異なる場合があります。 |
| 通知URL・外部連携 | Webhook、GAS URL、APIキーなどの有無 | 機密情報を含む場合があります。 |
| ロット・リスク設定 | Lot、risk、max positionなど | 実運用では必ず利用者側で確認してください。 |
| コメント・Magic Number | EA識別やコピーEA対象に関係する値 | 他EAや他ロジックとの混同を避けます。 |
setファイルが読み込めない時の確認
| 症状 | よくある原因 | 確認すること |
|---|---|---|
| Loadしても値が変わらない | 違うEA・違うバージョン用のsetを読み込んでいる | EA名、バージョン、Inputs項目名を確認します。 |
| 一部の値だけ反映されない | Inputs項目名が変更されている | 古いsetファイルかどうか確認します。 |
| ファイルが選択できない | 保存場所や拡張子が違う | .setファイルか、保存先が正しいか確認します。 |
| 読み込み後にEAが動かない | 必須項目が空、認証情報不足、設定値不正 | Expertsログ、Inputs、認証、WebRequest設定を確認します。 |
| 通知が届かない | Webhook URLやWebRequest設定が未反映 | WebRequest設定、Discord通知設定、URL入力欄を確認します。 |
| バックテスト結果が違う | 銘柄、期間、spread、ヒストリーデータ、EA版が違う | テスター条件とsetファイルの作成条件を照合します。 |
バックテストでsetファイルを使う場合
Strategy TesterでEAを検証する場合も、setファイルを読み込めます。
- Strategy Testerを開きます。
- 対象EA、銘柄、時間足、期間、モデル、初期証拠金などを設定します。
- EAのInputs設定を開きます。
- 「読み込み」または「Load」からsetファイルを選択します。
- 読み込まれた値を確認します。
- テストを実行します。
バックテスト結果は、setファイルだけで決まりません。銘柄、ヒストリーデータ、spread、期間、ブローカー、手数料、スワップ、EAバージョン、取引条件の影響を受けます。
注意:バックテスト結果は将来の成績を保証するものではありません。検証条件を記録し、実運用前にはデモ環境での確認も行ってください。
setファイルを共有する時の注意
setファイルには、外部連携URLや認証情報が含まれる場合があります。共有前に必ず中身を確認してください。
| 送ってはいけない可能性がある情報 | 例 | 対応 |
|---|---|---|
| Webhook URL | Discord通知URLなど | 削除またはマスクしてください。 |
| GAS URL | Google Apps ScriptのURL | 削除またはマスクしてください。 |
| APIキー | 外部API連携キー | 送らないでください。 |
| 認証トークン | ライセンス認証・外部認証用トークン | 送らないでください。 |
| 口座番号 | account number、loginなど | 必要な場合でも一部マスクしてください。 |
| 個人情報 | 氏名、メール、顧客情報など | 削除してください。 |
サポート依頼時に送るとよい情報
setファイルに関する不具合確認では、次の情報を整理してください。
- 対象EA名・インジケーター名
- 対象バージョン
- MT4 / MT5のどちらか
- setファイル名
- 読み込んだ画面のスクリーンショット
- 読み込み後のInputs画面
- Expertsログ
- Journalログ
- 銘柄と時間足
- 発生した症状
- 再現手順
不具合報告前の整理方法は、次のページも確認してください。
関連ページ
| ページ | 確認できる内容 |
|---|---|
| 導入ガイド | EA・インジケーター導入前に確認する全体ガイドです。 |
| MT4/MT5設置方法 | EA・インジケーター本体の設置方法を確認できます。 |
| WebRequest設定方法 | 通知や外部連携に必要なWebRequest設定を確認できます。 |
| Discord通知設定 | Discord通知を使う場合の確認事項を整理しています。 |
| 動作環境 | 利用前に確認するMT4/MT5、VPS、OS、口座条件を確認できます。 |
| サポート方針 | サポート対象・対象外・追加対応になる内容を確認できます。 |
まとめ
setファイルは、EAやインジケーターのInputs設定を保存したファイルです。EA本体やインジケーター本体ではないため、先にEA・インジケーターをチャートへ設置し、その後にInputsタブから読み込みます。
読み込み前には、対象EA名、バージョン、MT4/MT5、銘柄、時間足、外部連携情報、ロット・リスク設定を確認してください。
setファイルを共有する場合は、Webhook URL、GAS URL、APIキー、認証トークン、口座番号、個人情報が含まれていないか必ず確認してください。
次に確認するページ:EAやインジケーター本体の設置がまだの場合は、先に設置方法を確認してください。